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ビジネス理論・情報・知識
ビジネスには「選択と集中」という戦略があります。不要な事業などは廃棄(選択)し、自らの強みは分散させずに集中させるというものです。どのような分野でも自らが不得意とするところで戦っても勝ち目がないのは明らかで、強みを得意分野に集中させるのはごく自然のように思います。問題は自分自身を正確に分析できておらずに、強みを把握していない時に起こると思います。
孫子の兵法にも、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とあります。敵ではなくても例えばターゲットとするマーケットやお客さんのニーズを知り、さらに適材適所で自分自身がそのマーケットに合うのか、お客さんのニーズを満たす力が自分にあるのかを知らないと、ミスマッチや摩擦が起きてしまいます。
うまい話の前は必ず原理原則を
Twitterを見ていると、「わずか数ヶ月でWebデザインで月収100万円達成!オンラインサロンメンバー募集」というなアカウントが多く目に入ってきます。月収もさることながら、自分のペースでリモートワークができたりするので、一見非常に美味しい話に見えます。しかし、特定の誰かの成功体験を自分に完全に当てはめることは不可能で、原理原則以外は基本的に再現性が低いと考えたほうがよさそうです。何事にも適性があるからです。
この前TwitterのフォロワーさんWebデザイナーを辞めるということをツイートしていました。その方は10年以上製造業で技術職をされていた方なのですが、2年ほど前からWebデザインを勉強して、クラウドワークスなどでフリーランスとして単発の案件を取って実績をつけたところで、昨年Web制作会社に契約で入社したそうでした。しかし、わずか入社1ヶ月ほどから戦力外宣告されて3ヶ月経過してWeb業界から離れる決意をされたようです。このように夢があっても適性がなければその夢を叶えることは非常に難しくなります。
理論も知識も情報もない者への憐れみ
と他人のことはつらつら言っておきながら、「じゃあ、お前はどうなの?」と聞かれると「ぐぅ。。」と言いたくなります。なぜなら、僕自身には強みという強みはないからです。「選択と集中」をするにも飽き性なので、集中ができません。自己中心的なので、相手を知るということすらできていないです。ただ、やりたいことだけをやって生きてきていたら、たまたま今の会社に拾ってもらっただけです。
この厳しいビジネスの世界では様々なビジネス理論やマーケティング知識、あるいは上のレイヤーだけでやり取りされる情報などがないと勝ち目はないと思います。しかし、主に救われた者は主イエス・キリストの憐れみによって生かしてくださっていることを日々痛感しています。
もちろん、情報や理論や知識はかなり重要だと思います。また、自分の分を果たさずに神様に丸投げする態度も正しくないと思います。しかし、主の豊かな憐れみは自分自身を神様の前に誇らせることがないために与えてくださっているものなのかと思いました。
それだのに神は、知者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選び、有力な者を無力な者にするために、この世で身分の低い者や軽んじられている者、すなわち、無きに等しい者を、あえて選ばれたのである。それは、どんな人間でも、神のみまえに誇ることがないためである。
コリントⅠ1:27-29
■ビジネスの世界では、情報や理論や知識を知ってる者が勝者になる
■しかし、主により頼む者は厳しい世界においても主の憐れみによって生かされる恵みに与ることができる