ポスト・アヴリルラヴィーン
クリスタル・マイヤーズ(Krystal Meyers)はアメリカのカリフォルニア州出身のクリスチャンロック歌手です。日本でもキリスト教界隈以外でも相当人気があり、ポスト・アヴリルラヴィーンと言われていたほど影響力の大きいアーティストです。ロックテイストが強く、素晴らしい歌唱力を持っており、歌詞はほぼすべてキリスト教信仰のことだけを歌っています。2歳の時に家で歌を歌い始め、5歳の時に教会でソリストとして歌を歌います。最初に曲を書いたのは10歳のころだそうで、のちにEssential Recordsと契約し、2005年にわずか17歳でデビューします。
わたしがクリスタル・マイヤーズを知ったのは確かクリスチャン新聞で連載されていたクリスチャンバンドを紹介するコーナーだったと思います。当時、19歳だったわたしは教会に置かれていたクリスチャン新聞を隅から隅まで読んでいたのです。その時読んだ記事の内容の記憶を呼び覚ましますと、彼女は確かクリスチャンの家庭で生まれ育ちます。そして、決定的にイェス・キリストに出会う体験をします。彼女は家に帰ってくるとお母さんに、「ママがずっと言っていたイェス様に出会ったの!」と非常に興奮して話したそうです。
それから、彼女はロックを通じて、イェス・キリストに出会った体験を表現していくことになります。彼女は基本的にすべての曲を自分で作詞作曲しています。
リリースしたアルバムについて
クリスタルがリリースしたアルバムは全部で3枚あります。いずれもキリスト教界においても、一般音楽業界においても非常に評価が高いです。
- Krystal Meyers(2005)
- Dying for a Heart(2006)
- Make Some Noise(2008)
ファーストアルバムに収録されている「Anticonformity」はビルボードと阪神コンテンツリンクによる Japan Hot 100で、なんとRed Hot Chili Peppersをさしおいて1位に輝いています。また、アメリカのクリスチャンチャートでは「The Way to Begin」が1位を獲得、同アルバムに収録されている「My Savior」は8位、「Fire」は9位と凄まじい評価を獲得していきます。
日本でリリースされるにあたり、「Anticonformity」は「絶対自分主義!」という、いかにもキリスト教信者が嫌いそうな翻訳になっています。反同調との意味ですので、「わたしはクリスチャンとして生きる。だからこの世とは同調しない!」という訳のほうが正しいような気もしています。わたしはクリスチャンホームとして育ち、クリスチャンとしてのマイノリティーなアイデンティティを持つことに自信がもてない時期(特に思春期)がありましたが、彼女のような生き方にすごく励まされました。
楽曲について
イェス・キリストが約束していた聖霊の火のことをパンクロックなサウンドにのせて歌った曲です。聖霊に満たされる時、景色が美しく見え、また自分自身が聖霊の火によって燃やされることによって、イェス・キリストの御名が高く掲げられることを歌っています。
Fire
この曲は激しいパンクロックの曲とは一転、ワーシップ的なイェスキリストの美しさを褒め称える曲になっています。祈りの中でイェス・キリストとの静かな交わりの中で感じる豊かさと昨日も、今日も、永遠に変わることのないキリストの美しさを歌っています。
Hallelujah
2008年以降について
2005年17歳で衝撃のデビューののち、2008年のアルバムを最後に活動を停止します。どうも以前より、普通に家庭をもって子供を産みたいと公言されていたようで、ほぼ引退していると考えていいようです。公式Twitterも2009年から更新がありません。
日本人ファンでも事実上の引退を惜しむ声があるようです。アヴリル・ラヴィーンよりクリスタル・マイヤーズのほうが好きというファンも日本には多いようです。
今日の洋楽はクリスタル・マイヤーズ「Hallelujah」ファーストアルバム、絶対自分主義!でデビュー。クリスチャンロックと言うべきこの曲。パワフルで壮大、心に響く。ポスト、アヴィリル・ラヴィーンと言われたが結婚して活動停止状態。#洋楽 #名曲
https://t.co/HQSN63hrHG @YouTubeさんから— イーサン (@ethan0228) 2018年8月9日
本当にKrystal Meyersどこに行っちゃったの…ってずっと思ってる。実質引退だよね…結婚して子どもがいるみたいだけど、なんの発表もなかったから一生続くMeyersロス。 pic.twitter.com/gNfeB1MSep
— アビー?ローラーダービー/娘11m (@am__s11) 2017年12月28日
Krystal Meyers – Fire https://t.co/XE3UhwwVZo アヴリルの2番煎じ的な売り方されてたけど1stとかけっこうかっこいい曲多くていまだに聴いてる
— ヌル (@1024x) 2017年2月17日
最後はそんな惜しまれている彼女の一番人気の曲「Anticonformity」(世俗と同調しない!※平野訳)をご紹介して終わります。自分は聖書の価値観に基づき、イェスのようにキリスト者として生きる。そして、その価値観がこの世の中と合わなくても、私は決して同調しない。私はキリストとともに生きるという思いを歌っていると思います。訳はコチラのブログの和訳を参照しています。
Anticonformity
参照リンク