中華系ワーシップソング
今日は中華系ワーシップソングの紹介をします。中華系といっても、中国大陸系、台湾系、香港・マカオ系、海外在住の華僑系など様々です。また、言語で言いますと、北京語(簡体字・繁体字)が圧倒的に多いですが、広東語(香港映画で話されている言葉)や少数民族の方言で歌われているものもあります。
中華圏でもオリジナルキリスト教ソングは数え切れないほどあって、Webサイトやアプリなどで無料で視聴できるものが多いです。
そのような中で、下記3つのワーシップバンドが非常にハイクオリティで人気があります。
- 賛美之泉(Stream Of Praise)
- 約書亞樂團(Joshua Band)
- Jesus Fashion Worship
アメリカのロサンゼルスで成立したバンドです。どこか心がほっとする温かみのある、優しさに溢れたそよ風的、または牧歌的な曲が多いです。家の教会でよく歌われています。
台湾のバンドです。オリジナル曲もたくさんありますが、Planet ShakersやHillsongやGateway Worshipなど英語の曲を中国語に翻訳しているアルバムが多くあります。完全に余談ですが、このバンドの「恢復榮耀」(Restoration)というアルバムのジャケットがどうしても北斗の拳のケンシロウの後姿にしか見えないのはわたしだけでしょうか。結構パンチの効いているジャケットです。
参考画像
こちらも台湾のバンドです。新生命小組教會から2枚アルバムがリリースされています。台湾のスーパースター周杰倫(ジェイ・チョウ)も楽曲を提供したことのあるアルバムがあります。今日はこのバンドの楽曲を複数紹介したいと思います。
Jesus Fashion Worshipについて
Jesus Fashion Worshipの音源をリリースしている教会は、新生命小組教會といいます。この教会は台湾の台北で1996年1月に成立しました。教会は顧牧師が導いていたたった11人のセルグループから温州アパートで始まります。その後、次第に福音の中心的教会となり、1996年に東区仁愛園環で正式に成立しました。今でもセルグループを中心としつつも神学校やメディア部門などや様々な部門からなる非常に大きな教会に成長しました。
Jesus Fashionと聞くとわたしは少なからず、え、ちょっと軽すぎない?チャラくない?と思ってしまいますが、Fashionには流行の意味以外に、仕方、流儀、様式という意味があるそうですので、イェスの様式(イェスが生きたように生きる)と解釈できそうです。
Jesus Fashion Worshipとしては、2枚のアルバムを出しています。
- Jesus Fashion(2013)
- Jesus Fashion 2.0(2016)
ジャンルはギター・ポップ、ポップパンク、エレクトロニカで、エレクトロでもバンドに近いビート感のあるサウンド構成の曲もあります。
楽曲について
少しHillsongっぽい牧歌的な雰囲気の曲です。聖書の詩篇的な歌詞のワーシップソングです。
普天下歡慶
代替 Substitute
詞:Fio 楊千葵,Jenny 洪麗惠
曲:Matt 蔡岡廷
FOLLOW
詞:葛兆昕
曲:葛兆昕
台湾でのリバイバル
以上のように台湾のワーシップソングは全体的に若々しい雰囲気、かつ、純度の高い音楽が多いです。また、力強く胸に響く聖書的な歌詞が印象的です。台湾では近年、クリスチャンが急激に増加しているようで、様々な教会(セルグループ)があるようです。超高層ビルの最上階で行われているアーティストクリスチャンの教会、富裕層の教会などながあります。
急増している理由に、影響力のある人がクリスチャンになっている点も上げられそうです。メディア戦略も非常に上手でテレビやインターネットTVにも多くのクリスチャンのチャンネルがあるようです。
個人的には、国民党の蒋介石がクリスチャンであったことも大きな影響を与えているのかなとも思ったりしています。
最後に2曲だけ紹介しておわります。
ファーストアルバムの一曲目に収録されているエレクトロ系アレンジの効いた天地創造の神を褒め称える曲です。
你是 You Are
詞:Fio楊千葵,Jenny洪麗惠
曲:Matt蔡岡廷
親愛的聖靈
参照リンク