料理の魅力
最近、今更ながら今まで全く興味がなかった料理にハマっています。以前は作れる物といえば、せいぜい炒め物やカレー、お好み焼きくらいだったのですが、今では魚や季節の野菜を使った料理や煮物や揚げ物などにも手につけるようになりました。というのも、これまで僕の中で台所の味はブラックボックスになっていたのですが、ふたを開けてみればなんてことはなかったからです。僕が知ったブラックボックスの中身は、みりん、料理酒、しょうゆの3点だけです。
もしかすると、「お前は料理のこと全然わかってない!」と思われるかもしれませんが、筑前煮しかり、肉じゃがしかり、からあげの仕込みしかり、おおよそ、この3点の調味料あれば、美味しく出来上がってしまったのです。
仕事の過程と同じ
料理の過程は仕事の段取りと同じで、事前に考えておいたプランを実行するだけでした。まず、買い物に行く前に1週間分のメニューを考えたり、調べたりして料理プランを設計します。次に設計どおりの材料を買いに行って、最後は設計どおりに作るだけなのです。
料理の面白いところが試行錯誤の余地が広いことです。食材はもちろんのこと、調理方法や各種設定温度などで、毎回違った味になります。生産方法を普通の鍋から圧力鍋にするだけでも、調味料の浸透具合や食材の柔らかさなどかなりかわります。
さらに、工夫次第で時短を図れたり、次第にレシピを見ないで作れるようになったりするので、自己成長感も大いに感じることができます。
料理を作るメリット
自分で料理が作れるメリットはまだまだあります。第一に、食材など市場の価格に敏感になります。これまで気にならなかった10円〜1円単位での価格にも気付けるようになります。なぜこれが高くなっているのだろうと深堀りするといろいろなことがわかります。
第二に、食費をうかすことができます。外食したり、テイクアウトしたり、お惣菜を買ったりするよりもだいぶ安く健康的で美味しい物を食べることができます。もちろん揚げ物などは油周りの調理と処理で若干手間がかかったりする欠点がありますが、実際は揚げ物ほど市販の味に近づけやすい料理はないと思っています。安く市販の味を再現できるのです。
第三に、誰かに作ると喜んでもらえます。誰かを招いた時やちょっとしたBBQなどのイベントなどで、料理のテクニックを活かすことができます。
目標
料理をするようになってから、自分がこどもの頃に両親が教会のいろいろな人を招いて食事をもてなしていたのを思い出しました。今は、誰かと食事をするとなると、外食したり、テイクアウトしたり、デリバリーしたりするのが当たり前ですが、いつか僕も料理がうまくなったら、自分の両親のように誰かを招いて料理を振る舞えたらなと思いました。
■料理を作るメリットは一石五鳥くらいあるので、やらないほかはない