0271_業務連絡ではない深いレベルでのコミュニケーション

小さなチームのオフィス

現在は一息で吹っ飛ぶような小さな会社にいますが、僕はこの会社がとても好きです。この会社のメンバーに出会わせてくださった神様に感謝しています。メンバー全員が良くも悪くもかなりの変わり者で、個性的で、弱さを抱えておりながらも、それぞれの強みを最大限活かせる環境があるからだと思います。そして、このメンバーが集まれる物理的な空間があるということもこの会社が好きな理由の一つです。

フリーランスや個人事業主であっても、誰かと協力しながら業務を進めていくと思うのですが、それでも、同じ会社で同じ空間に長くいるメンバーとの結束力にはかなわないのではないかと思っています。ちょっとした業務の合間に雑談をしたり、対面で打ち合わせができるのはオフィスがあるメリットです。特に空気の振動によって聞こえる相手の声や表情などは画面越しには感じることができないので、業務連絡ではない深いレベルでのコミュニケーションは絶対に対面に限ります。

リモートワーク

リモートワークのほうが生産性が上がる人もいれば、下がる人もいると思います。概ね二極化しているようで、僕の周りではエンジニア職の方はリモートワーク一択で、管理部、事業部、営業部などの方は両方使い分けながら業務をしているようです。

僕の場合は、通勤時間も浪費したくない時はリモートワーク優先で、対面での打ち合わせが必要な場合はオフィスに行ったり、お客さんのところにいったりします。どちらがどうってわけではなく、いずれもメリットがあり、状況に応じて使い分けているような感じです。エンジニアの方は、たとえ、深夜であっても自分が最もパフォーマンスが上がる時間帯にコードを書きたいそうですし、通勤時間があれば、その時間でコードを書きたいと思うそうなので、リモートワークが合っているのでしょう。

オフィスワーク

ビデオ会議だと相手の時間を拘束してしまうので、時間を決めて議題に対して早く結論を出さないと行けないケースが多いように感じています。しかし、それが対面であれば、オフィスにいる間は、お互いの業務の合間で議論ができるので、割とじっくり思考して結論を出せるのがいいと感じています。

個人的に、先週から立て続けに複数の企業で問題が発生しており、かなり悩んでいたのですが、トラブルや不具合など各種問題に対する重要な意思決定を対面で意見を交わし、チームで最善の結論を出せる物理的な空間は非常に重要だと感じました。

以前はオンライン飲み会が流行ったようなのですが、結局オンラインはオンラインです。身体をもつ人間は、自分の脳を完全に誤魔化しきらない以上は、仮想空間などでは満足できず、人と人とのつながりが深く感じれる空間を欲するものだと思います。