0294_NFG(Non Fungible God)に夢中になるべき

NFTについて

最近、色々なところでNFTという言葉を耳にするようになりました。日本語にすると非代替付加性トークンで、完全にユニークなトークンをブロックチェーンに記録することができるので、唯一無二性を担保できるという技術だそうです。これができると、例えば、無限にコピー可能なデジタルコンテンツに唯一無二性を持たせることができるので、希少価値が生まれるそうです。

これまで無限にコピーが可能であった画像、動画、音楽などに希少性が生まれるというので、様々なクリエイターが参入し、信じられないような額で取引されているようです。小学生が描いた絵が数百万円、さらに、何億という額をつけるコンテンツもあります。

信用にこそ価値がある

画像などのデジタルコンテンツであれば、鑑賞という側面だけ見れば誰もが享受できる価値のないものかもしれません。ただし、「ブロックチェーン上に記録される唯一無二のものとして希少性があり価値がある」という点に価値を見出せる人にとっては高額なものとなりうるのです。

そもそも、本当にその価値を見出している人たちが多くて話題になっているのか、はたまた、今のうちに持っておけば高騰するから、投機目的で参入している人が多いのか、わかりません。いずれにしても、1万円札も、みんなが価値があると信じているから1万円の価値があるだけであって、物質的な側面から見た紙幣に金銭価値がほとんどないのは明らかです。ですので、NFTや暗号通貨なども、その価値を信じる人が多くなれば普段使っているお金と同じようにその価値が一般的になるのかもしれません。

多数の影響力

魯迅の言葉に「歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」というものがあります。また、フィリピン人ジャーナリストのマリア・レッサさんは「100万回語られた嘘は事実になってしまう。」と言っていました。多数の影響力は計り知れないので、もし、今話題になっているNFTに参入すれば先行者利益が得られると考えるのももっとものように思えます。

ただ個人的には、金融緩和によって投機マネーがNFTに流れているのと、仮想通貨に参入しているプラットフォームや先行利益受益者などが仮想通貨の価格をさらに吊り上げるために、様々な話題を作ろうとしているだけのように思えます。

数年後、この記事を読み直したときに、僕は後悔するかもしれませんが、僕は何にも変えられない、非代替付加性の神、つまり、イエス・キリストを持っているので、NFT入りません。これ以上に希少価値のあるお方はこの地上には存在しないからです。

わたしは、更に進んで、わたしの主キリスト・イエスを知る知識の絶大な価値のゆえに、いっさいのものを損と思っている。キリストのゆえに、わたしはすべてを失ったが、それらのものを、ふん土のように思っている。
ピリピ3:8