VR機器
先日、同僚が最近買ったVRヘッドセットの話をかなり熱くしていて、ぜひ僕にも体験してほしいというので、後日、オフィスにわざわざ持ってきてくれました。VRはヘッドマウントディスプレイとモーショントラッキングするコントローラーからなっており、VR観光やシューティングゲームなどを楽しめます。
ゾンビをバンバン打ち殺すやつを体験させてもらったのですが、モーションがかなり多くあり、今更ではありますが、なかなかすごいなぁと非常に関心しました。例えば、ハンドガンを出すには右手を右ももあたりにあるホルダーから取り出すモーションが必要です。そして、銃弾がなくなると左手でマガジンを右手のハンドガンに装てんするモーションが必要なのです。
さらに武器をショットガンに変更するとなると、右肩あたりから取り出す必要があり、銃を撃つ以外にも、あっちこっち両手を動かさないといけないので、なかなか忙しいのです。
初めてのVR体験
僕は体験してわずか5分くらいで、酔ってしまってすぐにやめてしまいました。客観的に同僚がヘッドマウントディスプレイを装着して、必死に見えない敵と身振り手振り戦っている様子がとても滑稽でした。
同僚にはディスプレイが見えていますが、僕には見えません。ただ、同僚が身振り手振り銃を打ったりよけたりしているので、目の前に何かがいて、何かと戦っていることはわかるのです。
見えないものを見る
「見えないものを見えるようにしている」というのは、聖書の価値観で重要です。聖書簡単に言うと、見えないものを見えるようにして生きた人たちの話です。アブラハムは神の命令を受けて故郷のウルの地から目的地も知らされずに旅に出ました。ヨセフは夢を見て、将来起こることを見ていました。預言者エリヤは敵には見えない天の軍勢を見ていました。パウロはダマスコへの途上で、従者には見えないイエス様を見ました。
見える人には見えて、見えない人には見えないのです。新約聖書でイエス様はトマスにこのように言っています。
イエスは彼に言われた、「あなたはわたしを見たので信じたのか。見ないで信ずる者は、さいわいである」。
20:29ヨハネ
見えないものを見えさせる生き方
ひるがえって自分自身は、果たして第三者が僕や僕の人生を見た時に見えない方を見るような生き方をしているのかなと思いました。VR機器をつけている同僚を見ていると、そこに何かが僕にも見えたのように、僕自身もそのような生き方がしたいと思いました。
■そして、誰かが何かを見ているのを見れば、そこに何かがあるのは伝えることができる