0795_仕事で大炎上を覚悟した時

アプリ審査

1年ほど前、お客さんのサービスをリリースする時に大問題が起こりました。アプリをリリースするのはiOS/Androidともアプリ審査に出し、通過することで初めてアプリストアにアプリが並びます。ですので、スケジュールを考える時はアプリ審査の期間をしっかりとって前もって審査に出すことが必要になります。

しかし、現場では往々にして、各種修正やお客さんからの仕様変更などで直前ギリギリまで修正作業をしていることが少なくありません。今回の案件も同様の状況でした。

審査に落ちる

今回は、リリース予定日の1日前の審査で落ちてしまいました。修正事項は難しくなかったので、半日で修正対応をして再申請をしました。そして翌日には審査に通り、めでたくアプリリリースできたのですが、大問題が起きました。

なんと、修正前のバージョンでアプリ申請に出し、それがアプリストアに並んでしまっていたのです。それを見た時頭が真っ白になるのを通り越して、開発チームのポカミスに対して怒りの感情が沸き起こってきました。そして、お客さんに罵詈雑言を言われるイメージが想起され僕は恐怖の奈落に落ちてしまいました。しかも当日は土曜日だったのです。営業日まで1日しかありません。週末にiOSの審査が動いているかは不定期なのです。

祈るしかない

僕はとりあえず開発側には感情を入れずに連携することにしました。きつくゆっても意味がないどころか、逆にやる気がそがれてしまいいいことが一つもないからです。なんとか無事に再度修正後版のアプリ申請をしてもらいました。しかし、僕の中ではいつ修正版が審査に通るのか?が気になって仕方がありませんでした。

僕はとりあえず、気分転換のためにお風呂に入り祈ることにしました。するとすぐにこのように思いました。これはサタンが僕を落ち込ませようとしているんだと。僕は祈りの中で、こんなことで落ち込んでいられないと強められるのを感じました。

最善がなされていたことに気づく

その後、祈りが終わったあとは「できることはやったからあとは主にお委ねして座して待つしかない」という気持ちになりとても荷が軽くなりました。そして、翌日の日曜日、なんとアプリ申請が通過しており、営業日に間に合ったのです。

僕は主に感謝をお捧げするとともに、開発側に強く当たらなくてよかったとも思いました。そして、よくよく考えたら、そもそも1回目の時に審査に落ちていなければ、営業時間に修正前版のアプリがリリースされていたと思いました。

つまり、1回審査に落ちることも、週末にそれに気づいて、営業時間までに修正されることも、すべて主が最善をなしてくださっているのだと感じました。

なぜ御心に留められるのか?

本当にこの御言どおりです。

彼らは自分のつるぎによって国を獲たのでなく、
また自分の腕によって勝利を得たのでもありません。
ただあなたの右の手、あなたの腕、
あなたのみ顔の光によるのでした。
あなたが彼らを恵まれたからです。
詩篇44:3

主が祝福してくださるから、恵んでくださるから主を求めるわけではありません。
主を愛したいから主を求めるのですが、こんなどうしようもない者にも介入してくださり助けてくださり本当に感謝しかありません。

人は何者なので、これをみ心にとめられるのですか、
人の子は何者なので、これを顧みられるのですか。
詩篇8:4

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