ポジティブに感情が動く
人間とは実際に会って顔を見ると感情が動くものです。ネガティブに動く場合もありますが、多くの場合ポジティブに感情が動くことが多いと思っています。そのことをはっきりと体験したのが中国に行った時でした。はじめて中国に行ったのが2007年の時で当時は翌年に北京オリンピックが控えていることもあり注目されていました。
その一方で、いわゆる、中国に関するトンデモ本みたいなものも多くあり、中国に対して非常にネガティブな印象を与えることを目的に書かれたものも多くあったことも事実です。
自分が見たものしか信じない
僕は当時から自分が見たものしか信じないという態度をとっていたので、中国に対する偏見は一切もたずに中国に行くことができました。むしろ、偏見がなければ中国に行こうなどとは思わないと思わないでしょう。そして、実際に中国人と顔を会わせると非常にポジティブな感情が動きました。それは日本人の友人に持つ感情と何も変わりませんでした。
それから、より一層、基本原則として自分が目で見たこと以外は信じないようにしようと決意しました。もちろん、霊的な分野においては「見ないで信じる」原則に従いますが、この世界のことは疑う姿勢を持つようにしています。
基本原則として「疑う」
以前からもSNSやYoutubeで過度に誇張したものやフェイクニュースが多くありましたが、今はフェイクのクオリティーが現実以上になっています。なぜなら、真実が静止画でフェイクが動画でフェイクのほうが信頼性が高くなっているからです。100回嘘をつけば嘘も真実になるという言葉がありますが、本当にそのとおりに影響を受けてしまうと思います。
だから、基本原則として「疑う」は自分の感情を守るために必要だと思います。一旦、疑って一呼吸おいてからクロスチェックや外国語で検索するなどの措置をとれば、ある程度わかることもあります。もし、その姿勢がなければ、フェイクニュースで感情を激しく揺さぶられ、ポピュリストの思惑どおりに行動してしまいます。
顔を見る、話す
冒頭の言葉に戻りますが、人間とは実際に会って顔を見ると感情が動くものです。感情を揺さぶる外国人排斥運動は言語道断です。一度、実際にその外国人に会って顔を見て話をすればそんな感情はなくなると思います。人は顔を見てポジティブな感情が動くからです。