思考の習慣
先日読んだレイ・ダリオ氏の「PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則」に習慣のことが書かれていました。習慣と聞くと、早寝早起きとか日常の実際の行動に現れるものを思い浮かべますが、彼が重要視しているのは思考の習慣です。頭の中にはゆるやかな決まった配線があり、ある刺激が入ったら配線どおりにワンパターンで反応するというものです。
僕は感情的、直感的、激情的、激昂的な人間なので、刺激に対して有無を言わさず反応してしまいます。しかし、その思考習慣ですら、条件つきで頭の配線を変えることができると彼は言っています。
約18か月
彼は習慣をインストールするのに約18か月かかると書いていました。僕は数週間で身に着けることができると思っていましたが、それはあくまでも短期間における習慣であることがわかりました。長期的な習慣にするにはやはり1年半くらいはかかるのだと覚悟を変えました。
たとえば、僕は筋トレやランニングをもう4年ほどだらだら続けていますが、時々、数か月やってない時があるのです。彼がいう18か月とは欠かさずにできるレベルでの習慣だと思いました。だから、僕が習慣だと思っているものはまだまだ頼りないと思わされました。
悪い習慣
さらに彼は「良い習慣」と「悪い習慣」について書いています。僕はどうしても、良い習慣を自身の生活にインストールすることばかり考えていました。しかし、確かに悪い習慣がアンインストールされたら、人生はもっと良くなる、もっとイエス様に喜ばれる生き方ができると思いました。
本には「やめたいと思う悪い習慣を書きましょう」とありました。僕にはやめたいと思う実際の行動もあれば思考習慣もありました。実際に文字として書いて誰かに見られるのが恥ずかしいと思えるような悪い習慣もありました。
悪い習慣を見ないように
僕はこれまで悪い習慣を見ないようにするために、良い習慣をインストールすることばかりを考えていました。良い習慣がインストールされれば自己肯定感も上がるし、生活も改善されるからです。しかし、依然として悪い習慣は残ったままなのです。僕は臭いもに蓋をしていただけだったのかもしれません。
紙に書いたやめたい「悪い習慣」のことを今は毎日考えています。そして、祈っています。なぜなら、僕にはできませんが、主にはできるからです。