百聞は一見にしかずの力
今いる会社でWebシステムのデザインを担当することがあります。デザインには百聞は一見にしかずの力があります。システム開発で要件定義が文字でずらずら書かれていてもお客さんはよく理解できないことがあります。しかし、デザイン1枚で、一瞬にして認識合わせをすることができます。そうすることで、後戻りのほとんどない開発を進めることができるようになります。
目に見える形で明示し認識を合わせて合意することはとても大切です。それは「思っていたのと違った」という最悪の状況を防止することができるようになるからです。
過小評価
しかし、僕はこれまでデザインの仕事を過小評価していました。なぜなら、デザインはあくまでも紙芝居であって、デザインに命を吹き込み動かすのはエンジニアの仕事だからです。だから、エンジニアの仕事こそが大切だと思っていました。しかし、最近そんな考えが変わることがありました。
それは、別のシステム会社がデザイン面でサポートしてほしいと仕事の依頼があったからです。確かにその会社のシステムを見ると全くデザインを考慮せずにエンジニアドリブンで作り切った感がありました。少しの改善をするだけでいいものができると確信しデザイン面でのサポートが決まりました。
デザインこそが接点
システムにおいては設計フェーズが非常に重要です。なぜなら、システムは設計したとおりにできあがるからです。しかし、僕はようやくデザインは設計と同じくらい重要だと気づいたのです。なぜなら、お客さんはデザインというインターフェースを介してシステムを操作するからです。
お客さんとの接点は裏側で動くシステムでもデータベースでもなくデザインなのです。お客さんにとってはデザインこそがシステムと言っても過言ではないかもしれません。どれだけ高価なダイヤモンドがあったとしてもコンビニのビニール袋の中に入っていたら、その価値を間違って判断するかもしれません。だからこそ、良いシステムはよいデザインに入れてあげる必要があると思いました。
聖書の言葉を抜きにしてデザインしない手はない
人生も同じです。なぜなら、人は思ったとおりになるからです。つまり、普段何を考えているか?これからどうなると思っているのか?その通りになるということです。だからこそ人生に関してもデザインが必要です。そして、人生のデザインは言葉で行われます。
人生が言葉によってデザインされるとわかったなら、聖書の言葉を抜きにしてデザインしない手はないと思います。なぜなら聖書は人を教え、戒め、正しくし、義に導いてくださるからです。