1168_レイ・ダリオ氏の書いた本を読んで

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レイ・ダリオ

数か月前レイ・ダリオという人にはまりました。彼は世界最大のヘッジファンドであるブリッジウォーター・アソシエイツの創設者として知られていて、多数の書籍を書いています。

レイ・ダリオに関してはこれまでは名前を聞いたことがあるくらいでした。ただ数か月前に書店で彼の本を見つけてはじめて興味を持ちました。ピックアップされていたのは2022年に書かれた「巨大債務危機を理解する」という本です。この普通の本のサイズとは違い11インチのノートパソコンくらいのサイズで書店の本棚で異様に目立っていました。

本が異常に高い

本をパラパラめくった時の印象はグラフやら小難しいことが書かれていて僕にはきっと理解できないと思いました。しかし、本屋に行くたびにいつもその本が気になって仕方がありません。ついに買おうかと思って値段を見ると税込みで5000円ほどで、これはだめだと思ってやめました。

ただ、どうしても諦められなくて彼の思想を紹介したサイトなどの記事を読みました。読んでみると非常にわかりやすく経済の原則のことがかかれていてますます興味が湧いてきました。

世界一の資産家レイ・ダリオ氏が解説する「30分でわかる経済の仕組み」 全文書き起こし

運よく楽天市場で買えば17%以上還元されるタイミングがあったので、これだ!と思ってお小遣いの前借り覚悟で買いました。

ビッグサイクル

彼の思想には世界は大きなビッグサイクルの中で動いているということが根底にあります。そのビッグサイクルとは大国の栄枯盛衰であり、経済の繁栄期、衰退期のことでもあります。そして今は数百年に一度起こるビッグサイクルの過渡期にあると言っています。

こう書くと、都市伝説的であったり陰謀論的な印象を受けてしまいますが、過去のデータに裏打ちされた非常に再現性の高いサイクルであることがよくわかります。

サイクルの中にある歴史

僕はその歴史の中で繰り返されてきたそのサイクルを知った時に、旧約聖書の列王記や歴代志、預言書などの国のサイクルを思いました。当時ですらアッシリア、バビロン、メディアペルシャ、ローマと支配国の繫栄と衰退があったからです。今もそのサイクルの例外になるとは思えないと思いました。

またレイ・ダリオは債務のサイクルにも言及しており、債務のビッグサイクルは50年~70年と書いていました。さらに彼は旧約聖書にあるヨベルの年では50年で債務がなくなるということにも言及しています。

これから

僕が学んだのは過去50年を見て、これからの50年を判断することはできないということです。数百年単位で世界の動きを見た時に確かにビッグサイクルはあるんだろうと思いました。

これからますます不確実性の高い時代に突入していきますが、最も大切なお方だけを見て過度に恐れずに、ただし備えることも忘れずに生きていきたいです。

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