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結婚した実感がない
こんなことを書くと頭おかしいんじゃないかと思われるかもしれませんが、僕は結婚して数年たちますが、まだ結婚したという実感がありません。また子供もいますが、まだ子供が自分に生まれた実感がありません。どちらかといえば、自分の人生じゃない人生を生きているように思うのです。
それには２つ理由があります。一つ目は、それはもともと30歳で死ぬ人生設計で生きていたので、30歳以降の人生を全く想定していなかったからです。そもそも、結婚などできると思ってもいませんでした。ましてや子育てもです。
切り離された人生
二つ目は、結婚前から自分の生活が完全に変わったからです。職場も居住地も教会も人間関係も全く変わりました。以前仲良くしていた人たちとはほとんど会わなくなり、こっちに来てから知り合った人たちと交流するようになりました。つまり、完全に以前の自分の生活とは切り離されて生きているように思うのです。
だから、未だにこれが自分の人生のように思えないのです。他人の人生を生きているとまでは思いませんが、自分らしくない人生を生きていると思っています。
よいことだった
以前はこういったかなり変わった思想をもっていることに悩んだこともあったのですが、今ではそれでもいいと思うようになりました。なぜなら、自分の人生と切り離されているからこそ、より一層この人生を神様のために使ってほしいと思えるようになったからです。
以前はこれは自分の人生だ！という気持ちが強かったです。特に中国に行った頃などは、自分が納得したことだけを行い自分が選んだ道しか歩まないと思っていました。ようは自分が強かったんですね。ところが、様々な複雑な事情が重なって今のような状況になりました。
感謝して捧げる準備
最初は自分の思いの通りにいかないことに腹を立てたりしていました。なんで！？と何度も問いました。その期間は3年近く続きました。しかし、その過程で神様は徹底的に一人になってへりくだることを教えてくださいました。そして得たものは、自分が思ってもみなかった人生を自分が歩むということでした。
だから冒頭の発言となったのです。いまだに自分が結婚した実感も子育てしている実感もありません。しかし、神様が与えてくださったこのすべてに感謝して神様のために生きたいと思っています。
