人生のシーズン
一年を通して四季の移り変わりがあるように人生には様々なシーズンがあります。20代前後まではそれがおおよそ明確です。多くの人は幼稚園、小学校、中学校、高校、進学や就職を迎えてだいたい20歳前後になります。しかし、それ以降は全くそれぞれ違った道を歩いていきます。
ある人は転職し、ある人は起業します。ある人は引っ越しをしたり、結婚したりします。多くの場合、自分の人生を考える時はこのように自身のキャリアや家庭を中心に考えることでしょう。しかし、それは人生の比較的大きなイベントにすぎません。
小さなシーズン
キャリア以外にも人生には様々なシーズンがあります。むしろそういった細かいシーズンのほうが多いかもしれません。もし、数年から数十年にしか起きないイベントを一つのシーズンとして捉えるならばそれは圧倒的に少なすぎると思うからです。
人生に訪れる小さなシーズンを知ることは非常に有益です。なぜなら、今自分がいるシーズンがわかれば、何をすべきかがわかるからです。例えば、冬の山道なら厚着をして十分な装備を持って歩きます。春の街並みだったら、半袖と少し羽織るくらいの軽装で出かけることができます。
今いるシーズンを知る
試練や忍耐のシーズンには緊張状態が続くかもしれません。楽しみや喜びを享受するシーズンには心を弛緩させて羽を伸ばすことができるでしょう。当たり前ですが、大切なことは、いずれも期間（シーズン）があるということです。試練や忍耐のシーズンはずっとは続きません。だからこそ希望があります。また同じように弛緩し続けられるシーズンもずっとは続きません。だからこそ慢心することなく身を引き締めることができます。
もし、自分が今人生のステージの中でどういったシーズンにいるかわからないなら、神様に祈ってみるのがいいかもしれません。なぜなら、あなたが生まれる前からあなたを知っている創造主である神だけがあなたを名前で呼び、どのように生きるべきかを知っていて、ガイドをすることができるからです。
すべてのシーズンに主がおられる
僕自身、自分なりに目標を立てて歩みますが、導かれるのは主であると確信しています。人生で困難にぶち当たった時、その時にその意味がわからないことがほとんどです。その時はただただ嵐が過ぎ去るのを待つほかにないことが多いです。
しかし、あとから振り返った時に、事後的に「あの時つらかったのは、このことを学ぶ時だったんだ」とか「あの時があったから、今の恵みがあるんだ」と知ることができるようになります。今、どんな状況にあっても、主は決してあなたを離れず、あなたを捨てることはないからです。このお方に信頼して歩めば安心、安全です。
