お正月
今年の三が日も今日で終わりです。今年の年末年始は毎日が流れていかないように記憶に残るイベントを残すようにしました。毎日一つ日常にできないことをするのです。例えば、生地からピザやパンを作ったり、普段行かないところに出かけたり、いろいろな人に会いに行きました。
過去の経験から、こういったことは意識的にしないと流されてしまうことを知っています。別に何も特別なことをしないといけないわけでもありません。何かをやらないといけないというプレッシャーもしんどいものです。ただ、お正月はただでさえ「昨日は何をしたっけな」となりがちなので、今年は意識的にしてみました。
意識的に行う効果
するとどうでしょう。年末年始の休暇の中で初日から本日まですべての日に何をしたかを言うことができるのです。それが別にどうってことはないのですが、深い充実感があることには違いありません。「休みも今日で終わりか〜」という悲壮感や明日への失望も心に生まれないのです。
しっかり非日常を過ごすことができたから、明日からの日常を頑張ろうと思えるのです。
日常においても
こういった工夫を意識的にしてみて、これは日常にも活かせるぞと思いました。日常が始まると慣性の法則にしたがって、決まったルーティン毎日を送ろうとしてしまいます。毎日起きてから寝るまで変化なく同じペースで生活するようになってしまうのです。
そのペースに少し変化を加えるには別にそれほどエネルギーを消費しなくてはいけないわけではありません。例えば、「仕事を始める10分前に本を読む」とか「通勤の道を少し変える」とか僅かな労力で日々に変化をつけることができます。
意識的にやるために必要なこと
問題はそれを意識的にやっていかないと日常の引力に引っ張られてしまうということです。そしてその意識的というのは、何もないところからは生まれません。使い古された言葉を使うならば、やはり「目標」というものがあるところに意識が働くようになるのです。
長い人生を送っていると、パターンが決まってきます。もしそのパターンに慣れてしまう場合、エネルギー消費量が少なく、省エネで楽かもしれませんが、変化についていけなくなるリスクもあります。
特にこれからは激動の時代、不確実性の時代に突入することが「すでに起きた未来」と言っていいほどの状況だから、パターンに変化を加えることができる。あるいは、パターンを壊して再構築できるという状態に自分をもっておくことが大切だと思いました。