0556_クリスチャンが「アウトポスト」という映画を観て感じたこと

谷にある前哨基地

先日「アウトポスト」という実話に基づいている映画を観ました。この映画はアフガニスタンにあるアメリカ陸軍の前哨基地におけるタリバンとの戦いの戦争映画です。

この前哨基地は現地の住民と良い関係を構築するために設けられましたが、地理的に致命的な欠陥のある基地でした。この基地は山岳地帯の谷に作られており、四方は山に囲まれています。つまり、敵側からは格好の的になっていたのです。

連日タリバン兵がゲリラ的に攻撃を仕掛けて来る中で、ついに数百人を超えるタリバン兵の猛攻撃にあってしまうという話です。

思い浮かんだ御言①

別にこの映画の感想を書きたいわけではなくて、観ている時にある聖書の言葉が2つ浮かんできたのでここに書こうと思います。

1つ目は、この御言葉です。

あなたの大庭にいる一日は、
よそにいる千日にもまさるのです。
わたしは悪の天幕にいるよりは、
むしろ、わが神の家の門守となることを願います。
詩篇84:10

前哨基地を守るために必要な部隊は、より遠くを攻撃できる迫撃砲部隊と機関銃が設けられた装甲車両2台です。基地を守るために絶対に必要な部隊です。逆に言えば、タリバンからすると、そこを制圧すれば簡単に攻略できるというわけです。

先に書いた詩篇で、作者は神に喜ばれない悪の天幕、つまりこの世の楽しみ、享楽、快楽を享受するよりは、神の家を守るための兵隊になることを願うと言っているのです。この兵隊とはまっさきに攻撃されるような存在であり、危険にさらされています。雨の日も終夜寝ずの見張りを続けないといけないかもしれません。

しかし、詩篇の作者は意外なことに、この世の快楽で1000日過ごすよりも神の家を守る1日のほうがまさると言っているのです。この告白には非常に心が打たれてしまいました。

思い浮かんだ御言②

2つ目に思い浮かんだ御言はこれです。

たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、
わざわいを恐れません。
あなたがわたしと共におられるからです。
あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。
詩篇23:4

前哨基地アウトポストは、この詩にあるとおり死の陰の谷のような場所にありました。こういった基地はタリバンからの猛襲があってからは欠陥性が認められ、同様の前哨基地をすべて爆破して廃棄されたそうです。谷にある基地は圧倒的に不利なのです。

詩篇の作者はこのような圧倒的に欠陥的に不利な状況においても災いを恐れないと告白しています。それは、不利が有利になるからじゃなくて、「主が共にいてくださる」とう事実があるからです。ただこの一点だけで、たとえ敵前逃亡したくなる状況、過酷な状況、つらい状況、泣きたくなる状況にあっても恐れずに歩み続けることができるのです。

久しぶりに世俗の映画を観ましたが、色々と教えられることがあるので面白いな〜と思いました。

おっさん
■谷側は不利だが、主が共に入れば恐れることはない

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