ソフトデリートとは?
システムにおける削除には、ソフトデリートとハードデリートがあります。ソフトデリートは完全にデータベースから削除するわけではなく、削除フラグを立てて外側から見た時に削除されているように見えるようにすることです。一方でハードデリートとは完全にデータベースからデータを削除することで、原則データを復元することはできません。
ソフトデリートのいいところは、万が一必要となった時にいつでも削除フラグを取り消してデータを復元させることができるところです。
使い分け
例えばユーザーが退会して個人情報を完全に削除したいという場合にはデータを保持しないようにハードデリートをします。一方で不要なデータだけれど、いつかまた使うかもしれないといった場合にはソフトデリートをします。
システムにおけるデリートはおそらくほとんどこのソフトデリートが使われていると思います。なぜなら完全にデータを削除して復元できないのはリスクが大きすぎるからです。
ソフトデリートは表向きは消えている挙動をするけれども、実際は削除されていないのです。
ソフト悔い改め
僕はクリスチャンとして、このソフトデリートならぬ、ソフト悔い改めをしているのではないかと思わされました。つまり完全に悔い改めて罪から離れるのではなくて、ソフトに悔い改めていて、まだ自分の心の深いところにそういった欲望や願望が残っているのではないかと思わされたのです。
ソフト悔い改めはとても厄介です。ふとした時に神様に喜ばれない思いが沸き起こってくるのです。それはコップに入った泥水のようかもしれません。時間がたってぱっと見るときれいな水に見えますが、実はそこのほうに泥が溜まっており、ふとした時にかき混ぜられてあっという間に泥水になるのです。
ハード悔い改め
徹底的な悔い改めこそが神に喜ばれる悔い改めです。それはもう振り向かない悔い改めであり、後ろ髪を引かれない悔い改めであり、後悔しない悔い改めです。
ロトの奥さんが滅びゆくソドムとゴモラの町に心惹かれて振り向いてしまった時に塩の柱になってしまったところにも共通するところがあるのではないかと思います。
僕にはこのソフト悔い改めだけをしていて、悔い改めた気になっている罪があります。ハードデリートのような完全に復元できないほどの完全な悔い改めめに導いて頂けるように祈っています。