0389_ロボットじゃないエンジニア

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システム運用

システムの運用保守をする中で、お客さんから「これは年度初めの深夜に対応をお願いします。」と依頼をされたりすることがあります。事前にプログラムを組んでおいて、自動で実行できるものだったらいいのですが、エンジニアが深夜に対応しないといけないものもあります。

僕の会社では、直接データベースを操作するような作業は非常にセンシティブなので、エンジニア2名が同時に確認しながら対応しないといけないルールがあります。お客さんとは言えども、エンジニアの方も就労時間が決まっているので、通常に対応すると深夜残業になります。このお客さんの要望をエンジニアに伝えたところ、「僕らもロボットじゃないので」という回答があり、非常に印象に残りました。

エンジニアへの期待値

エンジニアというと、パソコンをパパっと叩いてプログラムを組んでエンターキーを押して、完了!みたいな魔法使い的なイメージがあり、どんなことでも早く簡単にやってくれるイメージがあります。もちろん、そういった場合もあると思いますが、プログラムを組むにも結構な日数がかかる場合があり、今日依頼されて明日実行ということばかりではありません。

また、データベースを直接操作をする場合は、しかるべき手順を追ってバックアップを取り、対応しないとサービスに大きな影響が出るような問題も起こりかねません。お客さんの要望に応えようとして、無理に対応して、万が一、一部データが吹っ飛んだということになれば、エンジニアが責められることになります。

牧師先生への期待値

エンジニアが「僕らもロボットじゃないので」というように、キリスト教会でも同じようなことがありそうです。特に牧師先生といわれる人に対する期待値は異常に高いように思います。聖人君主の振る舞いを求められたり、時間を取ってもらって当たり前と思われたり、それこそ、24時間連絡が入っても対応して当たり前と思われているのではないでしょうか。

牧師先生方々も、日々聖霊に満たされて、キリストの似姿へ変えられつつ、日々の牧会活動に奮闘されていると思いますが、もしかしたら、牧師先生も「聖人君主じゃないので」と言いたくなることがあるかもしれません。

やはり神の家族であっても、そして、権威のある牧師先生であったとしても、親しき仲にも礼儀ありが大切で、慣れあい、うちうちにならないように気をつけたいと思いました。

おっさん
■気づかないうちに、ある人達に対して、異常に高い期待を持っているかもしれない
■それらの人も人間であり、親しき仲にも礼儀ある関係で接することを忘れないようにしたい

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