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29歳の時、時給800円で働いていた
先日家の中を掃除していた時に中国から帰国した年(2015年)の給与明細が出てきました。そこの会社では、アルバイトとして入社し1年後に社員になったのですが、初月の時給は800円でした。社会保険料や源泉所得税、その他の控除前の給与が128,000円です。調べてみると京都市の当時の最低賃金は807円だったので、試用期間とはいえ、普通に最低賃金以下で働いていたことになります。
実家暮らしだったから、なんとか生活できたところもあります。ただ、もともと当時は中国から帰って来た時は、裸一貫、一からスタートする意気込みだったので、安い給料でも学ばせてもらえる職場を優先して選びました。
それから、その会社で中国語×ITのような仕事を任されるようになって、今ではなんとか普通に生活できるようにまでなりました。人生がリセットされたと感じることがあったとしても、もし、そこにイエス様がいるなら、住めば都ならぬ、「主がおられるところが都」と感じることができると思います。
レールから外れたきっかけ
僕が2011年に新卒で入ったメーカーを辞めて日本語教師として中国に行くと伝えた時は、散々上司にレールから外れるともう戻れなくなることを言われ続けました。年金の支払いどうするねん?老後どうするねん?そもそもなんのあてもなく中国に行ってどうするねん?と言われ続けながら辞めました。当時、上司には「たとえ、中国でスコップもって働くことになっても行く!」と強い気持ちを伝えたことを覚えています。
個人的な体験を一般化することはできないので、なんとも言えないですが、僕の場合は、レールから外れても戻ることができました。厳密に言えば、哀れみによって戻して頂いたということができると思います。もし、そこにイエス様がいるなら、住めば都ならぬ、「主がおられるところが都」と感じることができると思います。
レールから外れた聖書の人物たち
レールから外れた聖書の人物は枚挙にいとまがありません。モーセは80歳になるまで荒野で羊飼い、ヨセフは若い時にエジプトに奴隷として売り飛ばされ、30歳まで異国の地で生活、サムソンは女性の誘惑に負けて敵に捕らえられました。12弟子のペテロはイエス様を三度も否定して主を裏切りました。しかし、聖書を読み続けると、主の召しというレールから外れた彼らの末路を見ると、神が真実なお方であることがわかります。
神の賜物と召しとは、変えられることがない。
ローマ11:29
主がヨセフと共におられたので、彼は幸運な者となり、その主人エジプトびとの家におった。その主人は主が彼とともにおられることと、主が彼の手のすることをすべて栄えさせられるのを見た。
創世記39:2-3
今どれだけ困難な状況にあったとしても、神様の愛は決してかわりません。いつまでも絶えることのない信仰と希望と愛で主の言葉が実現されるときを待ち望みたいと思います。