歴代志上
列王記下を読み終わり、いよいよ歴代志上に入りました。歴代志上はダビデがイスラエルの王となったあたりから、関連する人に焦点を当てて描かれています。軍の長官は誰だったのか?勇士は誰でどのような活躍をしたのか?レビ人の中でどのような働きがあって誰がその働きをしたのか?など詳細に書かれています。内容として他の書簡と重複するものもあるのですが、復習にもなります。
ただ、記述の多くは人の名前なのでなかなか読むのがつらい書簡ではあるのですが、サムエル記や列王記とは違った視点からダビデやソロモンの時代のことを知ることができます。
勝利の秘訣
今回も歴代志上を読んでいて多くの学びを得ることができました。それはダビデの働きです。彼はゆく先々で飛ぶ鳥を落とす勢いで勝利を得ました。その理由としては、彼は重要な局面で毎回主に伺いを立てていたからです。彼は自分の軍隊がどれほど強力で敵を圧倒することができるとわかっていても勝利は主にかかっていることを信じてやみませんでした。
彼は「敵を追いかけるべきでしょうか?」など主に伺いを立てます。時には「追いかけなさい。勝利が得られます。」との答えを受けて敵にあたります。時には「追いかけずに待ち伏せしなさい。」との言葉を受けてそれに従います。
日常生活でも同じだと思いました。自分では簡単にこなせる。あるいは、これまではこうだったから大丈夫と慢心したり、自分の力に頼るのではなく、何事にも主に伺いを立てることが勝利の秘訣だと思いました。
勝利のあとに
次に彼が勝利を得た地でしたことを見てみようと思います。彼は勝利を得た地において、一つのことをしています。それは守備隊を置いたということです。歴代志には、なんどもダビデがどこそこに守備隊を置いたと書かれています。
現代を生きるクリスチャンはほとんどの場合、血を流すような戦いはしませんが、霊的な戦いの中にいます。あらゆる誘惑、肉欲、自己中心、自我、人を批判するなど、こういった自分の古い性質との戦いが日々あります。
守る
その中で大切なのは、主にあって勝利を得た時に勝利を得てそのままにしておくのではなくて、もう二度とそのことにおいて負けることがないよう、ダビデのようにそこに守備隊を置く必要があるということです。守備隊を置くというのは、そこに常に気を配って常在戦場意識をもって守るということです。
僕の場合は勝利をしたら、逆に気が緩んで慢心してしまうことが少なくありません。ダビデがしたようにその勝利を無駄にしないように守備隊を置いて守りたいと思いました。