都市部に住む若者に対して実施したアンケートで「地方への転職を希望する」と答えた人は36%にものぼるという結果が出たようです。地方へ転職したい若者の真意はわかりませんが、おそらく、地方では生活コストが低く済むとか、都市部よりもゆっくりした生活が送れるなど様々なメリットを求めているのかもしれません。
今では、ネット環境さえあれば、どこででも、GoogleStadiaのようなストリーミングゲームやNetflixやYoutubeなどの動画サービスの娯楽をほぼ無限に楽しめます。友人ともZOOMでオンライン飲み会をすればいいのかもしれません。都市部だけで開催されているライブや展覧会にどうしても行きたい時だけ遠出して行くのも十分ありだと思います。
何かを選択するということは、何かを捨てないといけません。もしかしたら、技術の進歩と生活スタイルの変化により、「捨てないといけないこと」が減ったのかもしれません。都市部での生活と地方での生活を天秤にかけた時に、地方での生活のほうがメリットがあると感じるのだと思います。
ただし、人間の性質として、人間は慣れる生き物なので、始めは非日常で新鮮さや刺激があったとしても、非日常から日常になった瞬間に次の非日常を求めるものです。
地方であっても都市部であっても、少しの工夫で継続的に非日常や感謝の心を忘れずに生活し続けることは可能です。その方法としてミニマリストの生き方があります。まずは、断捨離をしてすっきりする。そして、「本当に必要なものかフィルター」に何度もかけつつ、本当に必要なものだけ購入する。その意思決定をし続けるだけで生活の質はだいぶ上昇します。
ミニマリストの生活をするようになってから、当たり前に存在する安価な道具に感謝しながら生きています。計量カップひとつとってもこれがなければ、料理をする時に正確に米の量を測ったり、水の量を測ったりできません。正確に測れなければ美味しいごはんにもありつくことはできません。そして、そんな便利な計量カップが100円で買える世の中なので驚きです。
現在、僕の家には冷蔵庫はありません。「本当に必要なものかフィルター」に何度もかけて購入するか迷っていますが、もし、購入するに至った時は、感動と感謝で満ち溢れるでしょう。風呂上がりに冷たいお茶が飲めること。いつでも冷えたアイスクリームが食べれること。新鮮な野菜を保管しておけること。新鮮なお肉や魚を保管しておけること。
地方であっても、都市部であっても、日常に非日常を取り込むことによって、大切なものに集中する豊かな生活を送ることができます。
そして、必要なものすべてを与えてくださっているのは神様です。
万物は、神からいで、神によって成り、神に帰するのである。栄光がとこしえに神にあるように、アァメン。
ローマ11:36(口語訳)