0114_4,800億円の借金を赦されたい人の行動とは?

中国では、「金を貸すバカ、返すバカ」言い方があります。そもそも返ってこないお金を貸すほうがバカで、返す必要もないお金を返す方もバカというそうです。昨日、クリスチャンの友人と話をしていたら、友人に50万円を返したが、期日内に返ってこなかったため、泣き寝入りしたそうです。

なんとか督促して20万は返してもらったそうなのですが、返すと同時に100万円をさらに貸してほしいと言われたそうです。彼は優しい人だったので、残りの30万は返さなくてもいいから、100万はどうしても貸せないと断ったそうです。

お金の貸し借りは金銭的な損失だけでなく、人間関係周りでメンタルもやられるので本当に気をつけたほうがいいです。僕は以前、中国で50万近く損失したことがあります。借用書も書いてもらって、期日までに返すという話だったにもかかわらず、経営者はそのまま飛んでしまいました。

いずれの場合も貸したお金はまず返ってこないことの教訓です。もし、貸してと言われたなら、あげるつもりで対応しないと、お金を失う以上のものを失う可能性があります。

先述のクリスチャンの友人は心優しく貸した相手を恨むことなく、返済をチャラにしてあげたので、天に宝を蓄えたことでしょう。

日常生活を送る中で、イエス・キリストの十字架によって、自分では決して取り除くことのできない汚い罪を赦して頂いたにもかかわらず、他人のどうってことない態度が許せなかったりするものです。レジに並んでいたのに抜かされたとか、悪意のない言動に腹がたったとか、往々にして小さなことで心の中に波が起こります。

聖書のイエス・キリストの説教に、1万タラント(約4,800億円)の負債をチャラにしてもらった人が、自分が他の人に貸したわずか100デナリ(約100万円)の負債をゆるさなかたった話が記載されています。1万タラントの負債をゆるした主人はこのように言っています。

わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか。
マタイ18:33(口語訳)

イエス・キリストの十字架の救いの価値は何にも変えられません。もし、些細なことで他人が許せなくなっていたりしたら、キリストの十字架の恵みからずれてきているシグナルかもしれません。いつも多く赦されたことに感謝しつつ日々歩めますように。