0170_「20日までに」は当日の20日を含むか?

先日日本語の使い方で気をつけたほうがいいと思ったことがあるので、備忘録として記録しておきます。

仕事で問題となった表現

お客様から20日までにリリースしてほしいと言われていた機能があり、開発側にも定例会議でしっかり共有していました。スケジュールはだいぶ余裕があったので、18日にはテスト環境で動作確認を済ませれたので安心していたのですが、19日の夜になっても開発側から本番環境へ反映したと連絡がありませんでした。

翌朝、確認してもまだ反映されていなかったので、開発者に連絡をしたところ、「20日までに」は20日当日を含むと理解していたようで、遅くても当日の23時までには完了するといわれました。

僕の理解は「20日までに」というのは、19日中には完了しておかなければならないと理解の齟齬があったことを伝え、お客様にも理解の齟齬があり、謝りました。

「20日までに」は20日当日を含むのか?

インターネットでいくつかの記事を調べたところ、下記のような結論に至りました。

一般的に、〇〇までには、〇〇の当日を含みます。ただし、理解が違うことがあるのでよく確認しましょう。

僕の理解ですと下記のようになりますが、皆さんはいかがでしょうか?

  • 今日までに:今日を含む
  • 今週までに:今週いっぱいを含む
  • 20日までに:20日を含まない

上記で使われている助詞の「に」には経過する時間の中での一点を示しているとおもいます。

↓(に)
—————————————————>時間の流れ

例えば、「今日までに」といった場合は今日という24時間全体がその一点になります。つまり、20日までにと言った場合、人によっては、20日という24時間全体が一点となる理解(開発者の認識)になり、19日から20日に日付が変わる境目が一点(僕の理解)になるのだと思います。

認識の違いは必ず生まれるもの

今回の場合はお客様の納期に関することなので、これからは「当日を含むか否か」はきちんと確認し用と思いました。今回の件にかかわらず、人とコミュニケーションをしている限り認識違いは毎日のように発生しています。認識違いはボタンの掛け違いのようなもので、認識が違ったままで話をすると、最終的に話が合わなくなったりします。同僚や上司との関係、友人関係、家族との関係において、「ん?」「あれ?」と思うことがあれば、すぐに認識があっているか確認したほうがいいでしょう。

聖書を読むときに必要なこと

聖書を読んでいる時にも認識違いは起きていると思います。だからこそ、解釈の違いで様々な教派が生まれています。なかには致命的な認識違いもあれば、軽度な違いもあります。ただ、必要なのは、謙虚な心で、聖霊の助けによって、教えて頂くという姿勢だと思います。そうすれば、必要なことは聖霊が私たちに語りかけ、悟らし、教えてくれるのだと思います。

聖書を読むときに神様の御心を認識違いすることがないように、聖霊の助けがありますように。