0110_母親猫と断絶されてしまった子猫

今朝5時半頃にドスンッという大きな音とともに目が覚めました。猫が外で戯れているのだろうと思ってそのまま眠ろうと思ったら、猫の鳴き声が一向に泣きやめません。どうしたことだろうと、ベランダから出て下を覗いてみると、子猫が2階の雨除けのトタンの上に落ちてしまって上がれなくなっているようでした。

部屋に戻ってなにか掴まれる物を探していると、子猫の声が聞こえなくなりました。ベランダの外に出てみると子猫がいなくなってしまっていました。考えられるのは下に落ちてしまったか、隣人が救助したかのいずれかだと思います。その日は、どこに行ってしまったかわからないまま出勤しました。

夜、アパートに戻ってみると、アパートにはまるっと親子猫4匹がいなくなっているようでした。そのかわりに、向かいの家の方から、時には右のほうから子猫の鳴き声が聞こえています。どうも、親子散り散りになったようです。

子猫は生後4ヶ月ほど経過するとお乳を飲まなくなり、親離れするようです。アパートに通っていた子猫はまだお乳を飲んでおり、生後3ヶ月くらいの大きさだったので、親猫から離れるには少し早かったように思います。時々、どこからともなく、母猫を慕う物哀しい子猫の鳴き声が聞こえてきます。今は別れの悲しみが大きいと思いますが、この困難を通じて、子猫は立派な猫になっていくのだと思います。

聖書では、人間は罪のため、神との愛の関係から断絶されていると言っています。ちょうど、子猫が母猫を慕い求めて鳴いているように、人間の魂も神なる存在を求めています。しかし、イエス・キリストの十字架の救いにより、神と和解して、主イエス・キリストによって、神を喜ぶことができるようになりました。

もし、わたしたちが敵であった時でさえ、御子の死によって神との和解を受けたとすれば、和解を受けている今は、なおさら、彼のいのちによって救われるであろう。 そればかりではなく、わたしたちは、今や和解を得させて下さったわたしたちの主イエス・キリストによって、神を喜ぶのである。
ローマ5:10-11(口語訳)

これから、子猫が立派な猫になった時は、もう母猫を慕わなくなるかもしれません。イエス・キリストは誰でも幼子のようにならなければ天国に入ることはできないと言いました。そして、幼子のような純粋に親を慕い求める者によって、神は褒め称えられています。

主、われらの主よ、あなたの名は地にあまねく、
いかに尊いことでしょう。
あなたの栄光は天の上にあり、

みどりごと、ちのみごとの口によって、
ほめたたえられています。
詩篇8:1-2(口語訳)