1642_デザインの研修を任されることになって自問したこと

デザイン研修

先日、外部から会社に研修生の方が来られました。研修生の方は3日間、AI、プログラミング、デザインについて学ばれるのですが、僕はデザインを担当することになりました。数週間前にそのことを聞いた時に、自分は一体何を教えることができるのだろうとずっと考えていました。

まず、教える資格についてです。僕がデザインに携わるようになってからもう10年が経過します。業務でAdobeのPhotoshopから入り、Illustratorなどでデザインをするようになりました。それから、AdobeXDやFigmなどでWebデザインからWebサイト制作、趣味でBlenderで3Dのモデリングを使ったりしていました。

教える資格があるのか?

と言っても、僕はいわゆる、絵が描けるデザイナーではありません。もちろん、専門学校や大学でデザインを勉強した者でもありません。ただ業務で必要とされるのでデザインに関して書籍や動画サイトで勉強したもぐりの者です。幸いなことにIT技術の発展の恩恵にあずかり、たとえ、絵が書けなくても、マウスを動かすだけで、素材を組み合わせたり、先人のデザインからインスピレーションを受けることでデザインと言われるものを作るようになりました。

確かに業務でデザインの実績はありますが、それによって教える資格があるかどうかは別の話しです。ですので、デザインについて教える資格があるか?についてきかれたら、僕にはないと思いました。なぜなら、デザインセミナーに参加するとして、その講師の肩書が外国語学部中国語学科卒業だけで、デザインに関するものが何もなければ、こいつ大丈夫か?となると思ったからです。

教えられることもる

じゃあ、日常的に使っているデザインのテクニックを教えるのか?としても、デザインに関するテクニックはUdemyなどの動画サイトで簡単に学ぶことができます。そっちのほうが体系的にまとまっているし、それなら、自分がわざわざ教える必要もないと思ったのです。

しかし、熟慮した結果、僕に教えることができることもあると思いました。それは、未経験、かつ文系の自分がどのようにデザインやWeb制作を独学で学んできたか?についてです。デザインに関する本質は教えられないかもしれません。しかし、デザインを学んできた姿勢の本質については教えることができると思ったのです。明日はそれについて書こうと思います。

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