誇張なして一瞬でできる
最近、同僚とこんな話をしていました。それはすでに現時点でのAIの実力が驚異的で本当にエンジニアの仕事がなくなるということでした。実際、最近はClaude codeやGemini Codeなど様々なAIツールがわずか数十分から数時間ですばらしいアプリケーションを作ってくれます。
AIが学習してている技術も最新なので、実装もモダンな技術を使っています。ひと昔前なら数週間かけて開発していたアプリケーションが、誇張なして一瞬でできる世の中になっています。
まだAIが対応できないところ
まだAIが対応できないところといえば、既存プロジェクトに対して全面的な開発ができないということです。現時点では、これが人間対AIの最大の参入障壁になっています。大規模、かつビジネスで動いているシステムに対してAIはセキュリティ面、実装面において信頼性に欠けています。
ただ言い換えれば、新規プロジェクトで小規模から中規模であればAIで開発できてしまいます。つまり、新規事業や個人開発では十分対応できます。
エンジニアを取り巻く環境
実際にエンジニアを減らしている企業が相次いでいます。たとえば、Meta Platformsは今年1月に約3600人(エンジニア職含む)を削減を発表しました。また、Microsoftも今年5月に全社約6000人規模のリストラを実施し、そのうちソフトウェアエンジニア817人が対象となっています。
このようにエンジニアを取り巻く環境が変わってきているだけではなく、エンジニアをやめるという人も僕の周りで増えててきています。ある人はエンジニアをやめてプロジェクトを推進する役回りに転職したり、ある人はバスの運転手になりたくて大型免許を取得した人もいます。
AIはいきつくところまでいく
同僚とも話していたのが、「この先どのような世界になるのだろうか?」ということです。特に現代の子どもたちがかわいそうだと思いました。僕は自身が学生時代にSNSがなくてよかったと思っていますが、現代の子どもたちはSNSのほかにAIが出てきてしまいました。
僕はそんなことを考えた時に、いっそのこと、田舎に移り住んでゆっくり過ごしたいと思いました。AIはいきつくところまでいくでしょう。そして、それは振り切っています。その時がきたら、大きな揺り戻しが起こると思っています。
今は、AIがすごいと驚嘆、称賛していますが、行き着くところまで行けば「あれ、俺たちがほしかった人生ってこれだったっけ?」と思うのではないかと思います。