ドル円レート155円を突破
これまで市場における心理的な攻防ラインとなっていたドル円レート155円を突破しました。本日時点で155.64円まで下げているのでいよいよ大変なことになってきたと感じています。
日常生活への影響で言えば輸入コスト増加により日常における様々なものが値上がりします。その他、ネットフリックスなど米国のサブスクサービスも為替分値上がりします。仕事の面でいえばサーバや各種サービスはドル建てて支払うことが多く、円安分さらに運用コストが上がってしまいます。サーバはAmazon、開発ツールはGit CopilotやGPT4となっており、もれなく米国企業のサービスです。
日本の弱み
財務省は一貫して「行き過ぎた円安に対しては、あらゆるオプションを排除しない。緊張感をもって注視している。」というだけで現状、為替介入の様子はありません。というのも、昨日も書いたように日本には構造的な問題が山積しているので、為替介入はコストがかかるにもかかわらず効果は一時的で、まさに焼け石に水になるだけだからです。
NYを中心とした投機筋は日本の弱みを握っています。アメリカはインフレ退治に苦戦しており年内の利下げ回数を減らすどころか、現状維持かさらなる利上げも検討されています。そこで仮に日本が本日より始まった日銀の金融政策決定会合で金利を上げるといったとしても、せいぜい0.25%ほどなので、金利差は依然縮まらないということです。
今ドルを買え!?
このような円安の状況において、数か月前、ある人は「今すぐお金をドルに変えろ!」と言っています。僕はなぜ円高の時にわざわざドルを買うんだろうと思っていました。もし、為替で儲けるなら、円高の時にドルを買って円安の時にドルを売るのが正しいと思ったからです。
しかし、ようやく理解できました。数か月前ドル円レート140円の時点でドルを買っておけば今は155円なので15円値上がりしているというわけです。つまり、上昇の局面にあるので、今円安であっても、将来もっと円安になるので、結果的安い時に買って高い時に売ることができるということです。
信仰が今の行動につながる
ようは人間は基本的には現在と過去を比較してでしか合理的な判断できないということです。未来に関しては不確実性があるのでここで信仰が必要になります。これからも円安が進行すると信じている人は、この高値圏で円を売ってドルを買うでしょう。
クリスチャン生活も同じです。信仰によって今の行動がかわってくるのです。その積み重ねが天の故郷につながっていることを今日の円安ニュースをみて思いました。