1307_ブラインドサッカー選手との交流会に参加して

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全盲の状態でスポーツ

先日ブラインドサッカー選手との交流会に参加しました。僕は全くサッカーや野球などの大衆スポーツに全く興味がないのですが、非常に興味深く話を聞くことができました。その方は先天性の全盲ではなく18歳の時から徐々に目が見えなくなって全盲になった方です。

全盲の状態でスポーツをすること自体大変なことなのですが、特にブラインドサッカーに関しては非常に危険で最初はとても怖かったとおっしゃっていました。目が見えないと状況から予測ができないので、急にスライディングをされてこけたり、ぶつかったりすることが多いようです。その方も脳震盪を起こして倒れたことがあるともおっしゃっていました。

ブラインドサッカーについて

ブラインドサッカーは1チーム5名でするそうです。4名はアイマスクをした状態でプレーをして1名は健常者の方がゴールキーパーをします。ボールは音がなるようになっていて、ボールからなる音とフィールドの周りにいるコーチの指示を聞きながらプレーをします。ですので、耳だけを頼りにプレーされるのです。

例えば、先天性の全盲の方は後天性の方に比べて耳の能力が異常に発達されているそうです。例えば、部屋にいて太ももを叩いてその反響を頼りに部屋に人がいるのかどうかまでわかるのだそうです。耳から空間を把握できるなんて全く想像もできないし本当にすごいと思いました。

コミュニケーションとはその人の心の現れ

僕がその方を見ていて思ったのは、その方がコミュニケーション能力に長けているということでした。ようはコミュニケーション能力とは何かの特定の器官に依存するものではなくて、その人の心の現れなのだと教えられました。

その方は目は見えなかったとしても必ず相手の方向を向いて話をされます。またほかの人の会話も耳から情報を聞いて状況や雰囲気や感じ取って言葉を発っしておられました。

オレオレコミュニケーション

かたや僕は人の話を聞くということが非常に苦手です。母から聞いた話では僕が小学生でプール教室に行っていた時に、母が上から僕を見ていたそうなのですが、僕一人だけ全然先生の話を聞かずに一人で勝手に好きなことをしているのを見て、この子はやばいと思ったそうです。

大人になった今は少しはましになりましたが、今でも人の話を聞くよりも次に自分が何を話すかを考えてしまうオレオレコミュニケーションをやることが多いと感じています。だいぶ痛い大人だと思います。

まずは家庭から

コミュニケーションに関して大切なことは、相手の立場に立つ、相手に関心を持つことだと思います。今回のセミナーで学んだことをまずは家庭から実践していきたいと思いました。

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