自分がどういった存在であるのかを簡単に忘れてしまう
この御言はいつも僕を正しい位置に戻してくれます。
いったい、あなたを偉くしているのは、だれなのか。あなたの持っているもので、もらっていないものがあるか。もしもらっているなら、なぜもらっていないもののように誇るのか。
コリント人への第一の手紙 4:7
これは人間が自分がどういった存在であるのかを簡単に忘れてしまう存在であることを示していると思います。実際僕は、御言に教えていただかないとすぐに忘れてしまいます。
忘れてはいけないもの
もらっているもので忘れてはいけないものは膨大にあります。自分に与えられている環境、仕事、能力、お金などはすべてもらっているものです。その中でも絶対に忘れてはいけないのは、決してこの地上での命ではありません。最も大切なのは、魂の救いがもたらした永遠の命です。
なぜなら、イエス様はこの地上での命を救うためにこの地上にこられたのではなくて、魂を救うために来てくださるからです。
永遠の命を無価値とみなすように生きている
旧約聖書から預言されていた救い主の目的は天の父と人間を和解させるためでした。決して行いによっては義とされることがなかった者がイエス・キリストの恵みによって義とされることでした。これこそが歴史上の最も大きな出来事であり、人間にとっては驚くべきことです。
しかし、肉の人間はそれを大したことだとは思っていません。事実、この世界はキリストが与えてくださった永遠の命を無価値とみなすように生きているからです。そして、僕自身もいつしかその大きな恵みを忘れてしまうことがあるのです。
主の恵みと救いからもたらされた
僕が持っているこの救いはもらっているものです。それはイエス様がくださったのものです。しかし、聖書にあるように僕はあたかももらっていないもののように誇っていることがあるのです。
すべては主の恵みと救いからもたらされたものであるのに、僕は自分の努力や才能や力によって獲得したものだと思い自分を偉くしてしまうことがあります。だから聖書に教えてもらう必要があります。
いったい、あなたを偉くしているのは、だれなのか。あなたの持っているもので、もらっていないものがあるか。もしもらっているなら、なぜもらっていないもののように誇るのか。
コリント人への第一の手紙 4:7
恵みを肉で仕上げることがないように
このように祈りたいです。
「僕はあなたが命をかけて与えてくださった永遠の命の価値を忘れてしまう愚かな者です。どうか僕があなたがしてくださったことを忘れることがないようにいつも教えてください。そして、あなたの救いによって始まった恵みを肉で仕上げることがないように僕を戒めてください。」