「ウォッチマン・ニーの証」(JGW日本福音書房)という本を読みました。ウォッチマン・ニーといえば、中国の大伝道師で、主に中国の北方は王明道、南方はウォッチ・ニーが布教活動を展開していました。
ウォッチ・ニーは自分のことは語らない主義ですが、幼馴染であり、かつ同労者である魏光喜が見聞きした3つの数少ない証が本書に書かれています。
ウォッチ・ニーは学生の時から博学でしたが、非常に高慢で救われてからも、しばらくはキリスト者らしい生き方ができていなかったようです。しかし、様々な外国人宣教師との出会いや出来事によって、悔い改め、聖霊による満たしにより、劇的に生活が変わっていきます。それを見た学生が彼の伝動によって次々と救われて行ったようです。
当初救われたまもないニーは外国人宣教師にこのような言葉を聞かれたそうです。
「あなたが救われてから何人を救いに導きましたか?」
ニーは友人たちに救いを説明することによって、人を救いに導こうとしていましたが、宣教師から言われた言葉は、「祈りなさい」だけでした。それから、ニーは70名の学友の名前をノートに記し、祈ることにします。
その結果、なんと、1名を残す69名が救われたそうなのです。そして、みんなが授業中に聖書を読むまでになり、学校での問題事も大いに減ったそうです。
「あなたが救われてから何人を救いに導きましたか?」
この問いは僕の耳には痛いです。しかし、ニーが実践したように僕も同じことを実践しようと思います。友人知人の名前を書いて彼ら彼女たちのために祈ることです。
キリストは昨日も今日も、いつまでも変わることがありません。自分のために生きるのではなく、主のために生きられますように。