0159_忘却との戦い

仕事をしていると、覚えられる量は少ないのに、忘れる量は多いことのつらさを実感しています。いわゆる、物覚えがいい人という人はいると思うのですが、みんなだいたい忘れたくないことに関しては、忘却との戦いを強いられているのではないかと思います。

僕は頭が悪いので、頭のいい人の頭がどうなっているのか想像もつきませんが、おそらく、忘却曲線をしっかり理解していて、繰り返し、何度も、反復学習することで、知識を血とし肉としているのだと思います。

僕みたいな頭の悪い人は、新しいものには食いつくが、反復というものが嫌いなので、一向に身につかないということになってしまいます。頭がいい人はおそらく記録、メモ、ノートの習慣があり、折をみて、頭に叩き込む習慣のある人だと思います。

一点、僕が唯一飽きずに続けられていることといえば、聖書を読み続けることです。読んでいて震えた聖書の言葉に線を引き、付箋をして、毎日一回音読するだけで、数日立つと見ずにゆえるようになります。これが割と快感で、御言を覚えることがライフワークになっています。

もちろん、通読することは非常に大切ですが、決まったフレーズを繰り返し、何度も、反復暗唱することは大切だと痛感しています。今は、聖書に80ほどの付箋がついており、毎日音読しています。

覚えることの大切さはこの御言につきるでしょう。

彼らは、エジプトで大いなる事をなし、
ハムの地でくすしきみわざをなし、
紅海のほとりで恐るべき事をなされた
救主なる神を忘れた。
詩篇106:21-22(口語訳)

どれだけ劇的な救いを体験しても、神体験をしても、人間は、忘れるものだということを前提に、信仰生活を送らないといけないと思っています。

救いの日、救いの日々、恵み、祝福を忘れようとする忘却と戦い、御言によって、勝ち取っていかなければなりません。