0607_海外宣教のすすめ

中国の宣教師

先日、今所属している教団の冊子を目にしていたところ、見覚えのある顔が目に入りました。その人の書いている文章を見ているとどうも中国に宣教に行っておられたことのある先生のようです。記憶を研ぎ澄ましていくと、ようやく思い出すことができました。この先生は僕が2007年に北京に留学していた時に行っていた日本語教会にいた先生でした。

まさか、今は帰国して日本におり、さらに同じ教団にいるなどとは思ってもいませんでした。日本のキリスト教会だけでもかなり狭い世界なのですが、それにさらに中国を掛け合わすと、本当にわずかなメンバーだけになります。中国宣教に行っておられた先生と時々会うのですが、共通に知っている中国宣教師が必ずいるものです。

中国宣教の現在

おおむね、十数年前に中国にいた先生は僕が知っているかぎりほとんどの方が帰国されています。中国のキリスト教に対する取り締まりが厳しくなっただけでなく、コロナ禍により活動が思うようにできなくなったなどの理由があります。

今も広東省の教会ではコロナの規制が非常に厳しく、対面での集会ができないので、家庭でオンラインで集会を持っていると言っていました。

国内で海外宣教?

海外の宣教師はもろに政治情勢や社会情勢の影響を受けます。日本で生活するよりも不確定要素が非常に多いです。不安定に見える状況の中で、人生を神様に捧げてている人たちは本当に尊敬に値すると思いました。

ある中国宣教師の方は、今は海外に出ていかなくても海外から日本にきてくれるから、日本にいながら中国宣教ができるのだよとおっしゃっていました。確かに留学生や技能実習生やビジネスマンなど周りに多くの外国人がいます。海外宣教と聞くと、すごく壮大で遠い世界のような気がしていまいますが、実は身近なところでその働きができるというのは目から鱗でした。

円安がもたらすインバウンド効果

経済情勢でいうと、日本はエネルギー不足とウクライナ情勢の影響による物価高に輪をかけて円高が生活に直撃しています。相対的にはまだましなほうなのですが、何らメリットがないように思うかもしれません。しかし、円安になると、海外から日本に来やすくなります。

もし、お得な日本に来る外国人が増えればそういった人たちに対して海外宣教ができる大きな可能性があると感じました。

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