重い衝撃を小さな心で受けた
昨日からこどもの食欲がなくなり、水分もあまりとらなくなってしまいました。赤ちゃんの告別式を昨日行い、これまで経験したことのない場面に遭遇して心のバランスが崩れてしまったのかもしれません。特に最後の挨拶で御言を三つ告白した時に僕が号泣してしまったので、かなりの衝撃をこどもに与えてしまったようです。小さいながらにいろいろ考え、非常に重い衝撃を小さな心で受けたのでしょう。
特にいつもふざけているお父さんが号泣している。それどころかみんな泣いている。これはただ事ではないと思ったのだと思います。
ミルクをあげたい
彼は赤ちゃんの誕生を心待ちにしていました。「一緒にお風呂に入りたい」とか「ミルクをあげたい」とか言ってとても楽しみにしていました。しかし、天に召されてから、次第に「〇〇くんは天国に行ったね」というようになりました。
もちろん、3歳の彼は天国がどのようなところでどのようなものなのかわかっていません。みんなが「天国に行った」というからそのように言うようになっただけです。しかし、告別式が終わり、火葬も終わっていよいよその姿が見えなくなると心のバランスが崩れてしまったようでした。
ただ祈る
嫁さんとは「斎場までは連れて行くけど、お骨を取るのは見せないでおこう」と決めて見せませんでした。彼にとって赤ちゃんの最後は棺がレールに乗せられて運ばれていく場面だったので、「電車で天国に行った」というようになりました。
親にできる一番のことはただ祈ることです。この出来事は主のゆるしの中で起きたことであり、人間がどう思おうとも「神のなさることはみなその時にかなって美しい」原則は絶対に色あせることはありません。だから主が彼を癒し、励まし、支え、力を与えてくださると祈っています。彼にとっても必ず益になると信じています。
共にいるよ
あとは、できる限り、外に連れていって気分転換できるようにしてあげようと思います。
今は出産から告別式まで続いていたアドレナリンが切れ始めて心も体も非日常から日常に戻ろうとしています。ふとした時に悲しみに襲われそうになりますが、そんな時はすぐに主を見上げるようにしています。その時に確かに主は「共にいるよ」と慰めてくださるからです。その慰めがこどもにもあるように祈っています。