温泉がなくなる?!
先日テレビで温泉からお湯が湧き出てこなくなる日がくるかもしれないと放送していました。実際に別府温泉や各地のスーパー銭湯などでも汲み上げ可能な湯量が減っており、場所によっては事業を継続することができず倒産にまで追い込まれる事態になっているようです。
僕はこれまで温泉とは湯水のように湧き出る無限の資源と思っていたのですが、過剰な汲み上げにより着々と減少しているというのです。僕も知らなかったのですが、温泉の源泉は雨なのだそうです。雨が降ってそれが地中にしみ込み、時間をかけてゆっくりと地中の高温エリアに入っていくそうです。
そして、そこかわ沸き上がったもの、あるいは汲み上げたものが温泉です。地中奥深くから汲み上げられているものは太古の時にしみ込んだ雨なので、それはもちろん有限です。地中浅くから汲み上げている温泉も天候不順などで雨量が減少すると減ってくるのだそうです。
地球上の資源
日本は温泉が重要な観光資源になっており、老若男女問わず日常的な娯楽の一つにもなっているのでこういった状況は非常に危機的であると感じました。
自分自身も罪深いなぁと思うのは、地球上にある有限の資源を次の世代を考えて使っていないということです。明確に自分の世代だけがよければいいとは思っていないかもしれませんが、自己中心的な考えは今が良ければいいと考えがちです。食料にしろ、石油にしろ、各種鉱物にしろ、当然すべて有限ですが、商業主義は自分の世代の利益だけを求めて大量消費を当然のことのように追い求めています。
自分の生活を顧みると
自分もその商業主義の一部になっています。必要以上に食べたり、贅沢したり、無駄にしてしまったりすることがあります。今は、お腹が減ってもコンビニに行けば食べたい物がいつでも手にはいるので、特に資源が有限だと意識することが難しい時代です。今一度、実際の価格に関わらず、すべて与えられているものが希少で価値があり、有限であることを考えたいと思いました。
天地万物を創造された方が、人間を愛するゆえに惜しみなく与えてくださっている大切な資源です。当たり前のように与えられている資源だからこそ感謝して受取り、次の世代にもきちんと資源が残っていくように小さなことから続けていきたいと思います。