日本代表のすごさ
先日ワールドカップ日本代表を観ました。普段はサッカーに全く興味がないくせに、ワールドカップの時だけ観るにわかです。本当にサッカーが好きな人と比べると熱量も温度感も全く違うので、ワールドカップに関して僕に発言権はないと思うのですが、とりあえず、とても感服しました。
というのも、お茶の間でテレビを視聴している側は鳥の目で俯瞰的に見れているのですが、プレイヤーたちはあくまでも虫の目でプレーしているにもかかわらず、全体を見ているように戦っていたからです。刻一刻と変化するグラウンドの状況を正確に把握して瞬時に計算して予測して対応できる身体能力と知力は、わずかな人だけが持つものだと思いました。
少数精鋭のミスを叩く人
そして、ワールドカップはその驚異的な知力と身体能力を持った人たちだけが集まる、いわば少数精鋭部隊によってプレーされる大会です。世界レベルの芸術的なプレーによって見る者を驚嘆させたり、感動させたりするのだと思います。
それなのに、SNSとは何なんでしょうか。少数精鋭部隊のわずかなミスを袋叩きのように非難・批判しているのです。昔、DOYという言葉が流行りました。DOYとは「だったら、お前が、やれ」という意味です。批判する前に「まず自分ならそれができるのか?」と批判をする資格が自分にあるのかを自問するのです。
正直このDOYも思考の補助程度にしか使えません。なぜなら、おのおの、おかれている場所や責任は違うからです。政府を批判する場合、DOYを発動すると「お前が政治家になれ」という理屈になってしまうからです。
それぞれにそれぞれの責任がある
とは言いつつも、日本代表には日本代表の責任があります。それは確かです。お金もかなりつぎ込まれていることでしょう。それが日本代表の責任です。しかし、自分にも責任があることを忘れてはいけません。テレビを見ている時は仕事をしていなくても、自分の仕事に自分の責任があります。あるいは家庭でのことに自分の責任があるかもしれません。批判をする時は、自分の責任を棚においてしまっているのです。
だから、誰かが自分と全く違う分野で誰かを批判したくなったら、自分の分野に置き替えて考えるといいと思います。
自分はできているのか?
僕が考えたのは「WJKD」です。「私は、自分の分野で、完璧に、できているのか?」です。誰かを批判したくなったらこう思いましょう。営業マンだったら、「自分は100発100中で案件を取ってこれているだろうか?」、「技術者だったら、自分はバグ無しの完璧なシステムをつくれるだろうか?」、「接客なら、いつもお客さんに真心をもって最高のサービスを提供できているだろうか?」
このように自分の分野に置き替えて、完璧に出来ている人だけが人を批判することができるんじゃないでしょうか。そして、おそらくそんな人は一人もいないと思います。もし自分が自分の分野で完璧にできていると思っているなら、それはただの無知だと思います。
にわかですが、ベスト8進出できるように期待しています!!