0305_変な癖がつくと修正が致命的に困難になる

ブレイクダンス

昨日、ブレイキン(ブレイクダンス)の全日本選手権が開催されたそうです。ブレイクダンスは2024年のパリのオリンピックから正式種目として認定されており、各方面から非常に注目されている競技です。これまでストリートスポーツであったスケートボードも東京オリンピックでクローズされたおかげで、全体的な競技人口も増加し、競技場も整備されつつあるようです。

こういったストリートカルチャースポーツがオリンピックの正式種目として認定されることには賛否両論あるかもしれませんが、多くの人に知ってもらい、競技参加者のすそ野を広げたり、スポンサーを集めたり、さらには環境整備、技術向上などにおいては大きな意味があると思います。

ブレイクダンスは1970年にアメリカから始まったカルチャーです。もともと、スラム街などで暴力による喧嘩の決着をダンスでつけようというのが始まりだったようです。当時は立ちのダンスからフットワークに入りフリーズで固めるというのが主要なスタイルだったようです。

その後、ぐるぐる回転するウィンドミルや体操の開脚旋回を地面の上でするトーマスフレア、頭を軸に回転するヘッドスピンなどパワームーブなどが取り入れられるようになり発展してきました。

当時のブレイクダンス習得方法

僕が高校生の時(2000年代前半)はYoutubeなどもなく、ビデオを買ってテープがすり切れるまでムーブを繰り返し見て深夜の駅前でコピーして練習していました。今ではYoutubeで各種技のレクチャーがあり、スマホで簡単に自分のムーブを撮影して修正ができるので非常にいい時代になったと感じています。

練習において、自分のムーブを客観的に見て修正する過程がないと、間違った動きのまま変な癖がついてしまいます。そして、それを間違った動きと認識することなく、数を重ねていくと、いよいよ、その癖が体に深く記憶されてしまい、修正が効かなくなってしまいます。以前、どうしても習得したかったパワームーブで変な癖がついてしまって修正がきかなくなった苦い経験があります。

人生における修正作業

こういったことはブレイクダンスのムーブだけでなく、認識、習慣、考え方、行動様式などにおいても間違った、あるいは、変な癖がついてしまうと、反射的に間違った反応をし続けてしまう危険性があります。

それを避けるための一番の方法は、忖度しない友人や知人や家族に指摘してもらうのがいいと思っています。内省して自分を客観的に見て自己修正するには限界があります。そして、表面に表れない内的な部分の修正に関しては、聖書を読み、正しい知識を知り、聖霊の助けによって、新しく造り変えられることが大切だと思います。

だから、わたしたちは落胆しない。たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく。
コリントⅠ4:16