0266_魂の持続可能性をもっと考える

地球環境問題

政府も企業も個人もSDGsを実践するという風潮になってから、持続可能性というのが当たり前になりました。この地球が持続可能な状態であり続けるには、2030年までに人類の生活に根本的な変革を起こさないと、後戻りできない状況になるそうです。もともと、地球の生態系は破壊が起こっても自己再生する力があったそうなのですが、ここ100年で一気に環境破壊が進み、修復不可能の一歩手前まで来ているというのです。

そのタイムリミットはわずか9年で、2030年までに地球にかけている負荷を見直さないといけないという非常に切羽詰まった状況だそうです。さもなければ、地球温暖化による災害の大規模化、食糧危機、貧困格差の拡大、秩序の崩壊など連鎖的に人類の崩壊につながっていくと言われています。

滅びるもの・滅びないもの

それぞれのレイヤーにできることがあるので、政府は脱炭素社会を打ち出し予算を立て法整備をし、企業は法にのっとって、EVにシフトしたり、代替肉で二酸化炭素を排出しない、ないしは、低減させるライフスタイルを提案します。個人としては、そういった企業の取り組みに賛同し、投資(購入)する、または、個人の生活レベルで移動は交通機関を利用したり、過度な肉の食用を避けるなど様々な対策があります。

数年前に老後2000万円問題が話題となりましたが、こうなると、どれだけ金銭的に生活の持続可能性があったとしても、この地球自体が駄目になってしまったら、全く意味をなさなくなってしまいます。聖書(イエス・キリストの言葉)にはこのような言葉があります。

この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。
マルコによる福音書13章31節

つまり、この地球はいつか滅びますが、神の言だけが永遠に残るということです。

永遠に残るもの

じゃあ、この地球はいずれ滅びるのであれば、座して待てばいいのか?と思ってしまいますが、被造物である人間は、神より与えられた被造物を正しく管理する責任をゆだねられています。管理対象は自分の精神、肉体、魂など個人的なものから、家族や組織、さらにはこの地球まで正しく管理するようにゆだねられています。不摂生をすれば体に不調をきたしたり、ついには病気になったりするように、家族も組織も、そして、地球も正しく管理しないといずれは不調をきたすようになってしまいます。

正しく管理すべきですが、結局、人間は自己中心的な存在ですから、この環境破壊の速度を遅めることはできても阻止はできないのではないかと思います。それは、人間にとって、豊かな生活から不自由な生活への転換は容易ではなく、未来よりも現在のこと、今どう生きるかに焦点が向いてしまうからです。

聖書が教える最も大切なことは、魂の問題です。肉体は滅びる、この地も滅びる、じゃあ何が残るのか?僕たち一人一人の魂と神の言葉が永遠に残ると言っています。

また、からだを殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、からだも魂も地獄で滅ぼす力のあるかたを恐れなさい。
マタイ10:28

良き管理者として地球環境破壊を食い止めることは非常に重要ですが、それよりも一人一人の魂が滅びないようにすることのほうがもっと重要です。