0824_何者でもない者が必ず何者かになれるわけではないがマシになる秘訣

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微差の積み重ね

このブログでは何度も書いていますが、人があらゆる面で変えられるためには微差の積み重ねしかないと思っています。新しいスキルを身に着けるにしても、既存の能力に磨きをかけるにしても、あるいは品性や徳がより磨かれることにしても、結局は毎日の微差の積み重ねしかないと思います。

もちろん、セミナーに参加したり、本を読んだり、人に合ったりして、一気に引き上げられる感覚になることがあります。こういった体験は目が開かれる体験であったり、気分が高揚したりするので、自分が変わるには有益な体験です。

しかし、その体験は往々にして感情に紐づいているものなので、遅かれ早かれ、時間が経過すると冷めてしまうものです。だからこそ、毎日の微差の積み重ねが非常に重要になります。一発でためることができなくても、毎日365日を数年続けるとかなり積み上げることができるのです。

微差の積み重ねが苦手

とは言いつつも、僕はこの積み上げがとても苦手でした。学生時代はいつもテスト前に詰め込んで本当に学ぶということをしたことがありませんでした。また受験勉強も浪人して1年で詰め込むような勉強でした。しかもその勉強方法は長期記憶に紐づくものではなく、短期記憶のみを使ったものだったのです。もちろん応用がきくはずがなく、丸暗記の意味のない勉強でした。

また、プライベートではあらゆる自己啓発本を読んでも気分が一時期高揚して冷めてはあきらめるということを何千回も繰り返してきました。

一つの成功体験

しかし、20代後半になってから、ようやくこの積み上げるという感覚を身に着けることができるようになってきました。それは、たった一つのことを続けることで、微差を積み重ねる感覚を掴んだのです。そのたった一つのことというのは本を読むという習慣でした。僕が大学生3回生の時、さすがに自分がバカすぎて焦りを感じていました。そこで、とりあえず、本を読むということを始めたのです。

最初の数年はそれほど自分が変わったとは思いませんでした。本当は本の読み方すらもよくわからず、理解せずに文字ずらだけを目で追うというような読み方さえしていました。しかし、3年ほど経過したあたりから確かに効果が見え始めました。確かに読書で人は変わるんだと思いました。それから、20代前半~30代前半は収入のかなりを書籍代に費やしたと思います。30歳手前で時給が800円だった時代も毎月必ず数万円は書籍代に使っていました。それは数万円の書籍代以上のリターンがあることを知っていたからです。

応用すれば幅が広がる

今では、微差の積み重ねをあらゆるところに応用してます。聖書の御言を毎日覚えること、毎日祈ること、毎日ブログを毎日書くこと、毎日プログラミングをすること、週に2回筋トレを必ずすることなどなどです。

微差の積み重ねで何者でもない者が必ず何者かになれるわけではありませんが、少なくとも僕はまだ少しはマシな人になりつつあるのかなと思っています。

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