0694_以心伝心がわからない人

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伝える難しさ

これまで、僕は原則「思ったことは伝える」ように生きてきましたが、様々なところを通る中で「伝えなくてもいい」ことも学ぶようになりました。「伝えるべきこと」と「伝えるべきでないこと」を見極める訓練は今もなお続いています。伝えるべきだったと思うこともあれば、伝えるべきでなかったと思うこともあります。これは僕にとってとても難しいことです。

こういった見極める訓練をしつつ、伝えなくてもいいことを自制していてもなお、「周りを見ていて、なんで言わないんだろう?」と思うことがたくさんあります。人それぞれなのでそれが問題というわけではないですが、不思議だなぁと思ってしまいます。

伝えるメリット

仕事でも僕は伝えるべきと思ったことは伝えるようにしています。なぜなら「伝えないこと」よりも「伝えること」のほうがメリット多いと感じているからです。もちろん、ここは日本なので伝え方も一応注意はしているつもりです。

それでも、時にはかどが立つような言い方をしているかもしれません。しかし、それでも伝えることで問題を早い段階で解決できたことが多くあります。

意思決定のために

例を挙げてみます。トップダウンで物事を進める時、往々にしてボトムにいるメンバーは遠慮がちです。意見をゆったら自分も積極的にかかわってしまうので、そういったことは避けたいのかもしれません。しかし、トップの意見を聞きつつも「自分はこう思う」というのは絶対に伝えたほうがいいと思うのです。

なぜなら、前提として誰にとっても意思決定はとても難しいものだからです。構造として情報は現場に近いボトム側の人間がもっていて、関係性や肌感覚をよくわかっています。それが虫の目になります。しかし、トップは経営という目線や大局的な鳥の目をもっています。

伝えないと

意思決定にはそのいずれもが欠けてもいけません。トップの考えとボトムの考えが合わさることによって、質の高い意志決定ができるようになるのです。もし、トップが言ったことには何も言わずに従う的なことを続けていると、トップとて完全ではないので、必ずどこかでボタンの掛け違いが起きてしまい、進んでしまったが悲劇が待っていたということもよくある話です。

だから僕はこのように祈りたいと思っています。

伝えるべきことを伝える勇気を
伝えないことを伝えない自制を
そして、その2つを見極める知恵を与えてください。

おっさん
■伝えるべきことと伝えないほうがいいことはある、しかし、それでも伝えたほうがいいことのほうが多いと思っている

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