0499_広告は怖い

マス広告

日常生活を送る中で、色々な情報が飛び込んできます。テレビをつけたり、新聞を広げると広告が飛び込んできます。また、ネット上のニュースやブログやYoutubeを閲覧していてもあちこちに広告が表示されます。見ている本人は、また流れてるやくらいの気持ちで聴いていても、実際は広告の影響を無意識に受けているものです。面白いコンテンツを見ている時はポジティブな感情になっているので、その時に目にはいる、耳にはいる情報は肯定的に受け入れてしまうものです。

人間の心理や行動について知り尽くした頭のいい人が考え抜いたアルゴリズムで展開されているので、それに抗うのはとても困難です。現実的にできることといえば、スマホやPCの広告は優秀な広告ブロッカーを入れて、広告そのものを表示させないなどの方法しか思いつきません。

トラッキング広告

最大の問題はトラッキングとリコメンドです。トラッキングに関していうと、例えば、皆さんの中にもAmazonや楽天などである商品を閲覧したあとに、ブログサイトやニュースサイトなどの広告欄に、先ほどまで見ていた商品が並んでいるというのを体験したことがあるかもしれません。これは慣れてしまえば、確かにそういうこともあるな~くらいなのですが、実際は、あなたが何に興味があって、何を見ているのか企業に知られてしまっているのです。

トラッキングは割と深刻で、Appleがプライバシー保護のために広告会社によるトラッキング規制を発表しています。iOS端末だとトラッキングを許可するかどうか?の選択が選べるようになりました。この規制により、広告会社がユーザーのブラウザの閲覧情報などをトラッキングして広告を最適化して表示することができなくなります。

リコメンド広告

次に気をつけないといけないのがリコメンドです。あるサイトでサイト内の閲覧履歴をもとに「こんな商品もいかがですか?」のようなものがリコメンドですが、商品を購入するぶんには特に大きな問題にはならないかもしれません。これが例えば、Youtubeなどの動画サイトでのリコメンドがやっかいになります。

Youtube動画は玉石混交です。質のいい動画もありますが、偏った動画もあります。1本の動画には、必ずその動画を作った人の思想や主張が展開されています。それが、政治、経済、宗教であれ、必ず思想があり、それが主張されています。もし、何気なく見た一本の動画の思想に吸い込まれていくと、その動画をもとに大量のリコメンド動画が表示され、またたくまに動画作成者の思想に染まってしまう可能性があります。

自分を守る

もしかしたら、そんな馬鹿なことあるか!?と思われるかもしれません。しかし、最初に書いたテレビなどのマス広告ですら、無意識に影響を受けることを考えると、トラッキングされ、かつリコメンドされる広告には、なおのこと強力な宣伝力があることを知っておかないと思います。

おっさん
■何気ない生活で目に入る広告に大きな影響を受けているかもしれない

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