銭湯巡り
最近色々な銭湯に足を運んでいます。街にある多くの小さな銭湯には昭和のレトロ感が残っており、非日常性を存分に楽しむことができます。銭湯行くと1〜2時間くらいは滞在するので、1時間あたりの250円くらいで気分転換ができます。各種アミューズメント施設や映画などよりもだいぶコスパのいいリアルな体験ができる施設だと思っています。
店構えは似ていても、全く同じ銭湯というものはなく、共有スペース、脱衣所、風呂場それぞれに特色があります。サウナ、スチームサウナ、露天風呂、ジェット風呂、電気風呂、薬風呂、打たせ風呂などの種類から、風呂の最高温度、水風呂の最低温度までかなり色々あります。
銭湯は1人になる場所
個人的に優先される項目は人の少なさ、水風呂の最低温度の低さ、露天風呂の順番になります。人の少なさが最重要である理由は、風呂は1人になる最適な場所だからです。スマホからも離れてゆっくり神様に気持ちを集中することができるのです。
長風呂をするためには上昇した体温を落とす必要があるので、水風呂の温度が重要になるわけです。さらに人の少ない露天風呂だと自然の風を肌に受けながら、リラックスした気分で祈ったりすることができます。
銭湯の暗黙のルール
いろいろな銭湯に行くと、銭湯には独特の明確なルールや暗黙のルールがあることに気づきます。例えば、ある銭湯では、水風呂に入る前に、水風呂に満ちている水を洗面器ですくって体の汗を流してもいいですが、別の銭湯では、「水風呂の温度が下がるので、すくい上げないでください」と注意書きがあったります。
あるいは、明記されていない暗黙のルールもあって、悪気はないのに無慈悲な常連客のおっさんに厳しく怒られたりすることもあります。以前行った銭湯では、みんなバスタオルを巻かずにサウナに入っていたので、僕もそれにならって、入っていたのですが、ある日、おっさんにバスタオルを巻いていないことを激しく怒られて以来、そこの銭湯には行かないようになりました。
教会の暗黙のルール
実はこの暗黙のルールというものは、教会には結構多いのではないでしょうか。教会に長くいる古株の信徒の方はなんとも思わなくても、新来者からすると、「知らんがな」と思うようなルールをもしかしたら、気づかずに押し付けたりしているのではないかと反省しています。
教義など教会の根本的なところに関しては変更する必要はないと思いますが、教会の運用や構造など、「今まで疑うことなくそういうものだと思ってやってきたけど、実は、新来者に対して不親切だったのかな」と別の視点で見ることも大切なのかと思いました。
■ウチの人は暗黙のルールを認識して、ソトの人に対して配慮することが必要な場合もあるだろう。