0252_公言した人だけが知っていること・水も知っている

お客さんの営業会議

月に一回お客さんの営業会議に参加させてもらっており、そこでシステムの話をするのですが、その営業会議がむちゃくちゃ刺激的でいつも楽しみにしています。それぞれのチームで1ヶ月間の実績のプレゼンが行われるのですが、数字的な実績はもちろんのこと、仕事以外で学んだことなどもプレゼン資料に盛り込まれており、一貫した全人格的なプレゼンになっており、大変興味深いのです。

おおよそ、みんな発表の前に、小話で笑いを取りつつ、ツッコミをもらいながら熱気ぷんぷんの中、プレゼンが始まります。PPT資料のレイアウトは会社特有のものなのですが、至ってシンプルで、基本的にGoodの項目とMoreの項目しかありません。たとえ、実績を達成できていなくても、Good。その実績を達成するためにさらにMoreをやっていくというようなプレゼンになっています。

目標は高くしていることもあり、実績達成は容易なことではありません。しかし、できていなくてもBadではなく、ベースラインがGoodであることが、組織としていいなと思いました。

公言することによって起きたこと

その中の1名の営業マンの話が印象的でした。言霊という言葉があるように、言葉には不思議な力があります。その営業マンが新卒で入った会社で同期が50名いる中で、「僕が一番早くリーダーになります!」ということを全体会議で宣言したそうです。しかし、言ったものの、「やばい、ゆってしまった。。」という後悔の気持ちもあったようなのですが、その後、自然と目線が高くなり、目標が高くなり、リーダーの観察もするようになりました。そして、わずか一年あまりで会社史上最短でリーダーになったようです。

その方が今の会社に転職されてからも、「営業部長になります!」と公言しましたが、実際に今、営業部長をされているのです。

言葉の力

これが言霊の効果かどうかはわかりませんが、確かに、宣言することによって、それが実現したのです。ナポレオン・ヒルの書籍に「思考は実現化する」がありますが、思考があり、それを言葉で宣言することによって、実現するというのは、言った人、やった人にしかわかりません。少なくとも、「水は知っている」という書籍の実験にもあるように、科学的にも言葉にはそのとおりにする力があることは間違いないようです。

誰かに話すなり、日記に書くなりすると、体がそれに向けて動くようになるので、これをうまく利用しない手はないと思います。今年も12月になり、1ヶ月をきりました。年始に手帳に書いた祈りの課題を見てみると、年始の時点では12の課題があったのですが、6の課題は解決していました。「自分が何者であるか?」は聖書の言葉を宣言し続けること、さらに各種課題に関しては明確に課題として記載し、祈り続けること、それにより、体が勝手にその行動へと動くものなんだと思います。

神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。ヘブル4:12