1443_たまたまアメリカ国籍をもって生まれた人が偉そうに言う資格があるのか

ゼレンスキー大統領とトランプ大統領との会談

普段はできる限り余計な情報に触れないようにしているので、何か情報を見て苛立ったり極度に悲しくなったりと感情をもっていかれることはありません。しかし、先日の土曜日は朝から感情をもっていかれる出来事がありました。それはゼレンスキー大統領とトランプ大統領との会談を見たからでした。

僕はこのブログで政治的なことはこれまでほとんど書いてきませんでしたし、そもそも、政治的な強い主張があるわけでもありません。中国に滞在していた期間が長いからといって中国寄りであるわけでもありません。また何かと話題になるアメリカのトランプ大統領に対しても中立的な立場でいました。

誰でも戦時下にいる

しかし、今回は一時彼に対して非常に強い憎しみの感情を持ったのです。あの激しい口論を見てどう思うかは人それぞれだと思いますが、僕には強い立場の人が弱い立場の人をいじめているようにしか見えませんでした。「感謝しろ」、「お前にはカードはない」と言える立場にあるのはトランプ大統領やバンス副大統領が、たまたまアメリカ国籍をもって生まれたからにすぎません。

もし、この地上に生を受けた時にウクライナで生まれていたら、誰でも戦時下にいるのです。僕たちはたまたま日本で生まれて日本で生きているだけです。その、生まれ持った環境を当然のように弱い立場の人に振り回すのは違うと思います。

約束を守らなかったのは

ロシアが一方的にウクライナに侵攻したというのは事実でその一点に関してロシアは非難されるべきです。じゃあ、その一点だけでロシアだけが悪いとも言えないと思います。なぜなら、そもそも、欧米諸国がNATOがこれ以上東に広がらないという約束を守らなかったことも原因の一つです。そして、ウクライナにNATOにも加盟させず、核も放棄させた欧米諸国にも問題があります。

これは現在のパレスチナの問題と全く同じ性質です。それは、イギリスの三枚舌外交によって混乱に巻き込まれた人たちが今も苦しんでいるからです。

たまたま

「武器もお金もそれほど拠出していない日本にいる日本人に余計なこと言われたくないわ」というのがアメリカ人の本音だと思います。しかし、アメリカ人は何かそんなに特別なのでしょうか。たまたま資源が豊富な国に生まれただけで、たまたま戦後の体制でドルを基軸通貨にできたから「持っている」だけにすぎません。

それをもってして、困っている国に対して「感謝しろ」、「お前にはカードはない」というのは違うと思います。今日は単なる愚痴になりました。トランプ大統領に対する強い憎しみは悔い改めます。

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