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信仰の1段階目
信仰について語れるほどの信仰深い歩みもしていないのですが、信仰には3つの段階があるように思いました。一つ目は、イエス様が本当に今も生きておられる神様で自分にも出会ってくださるのではないかという信仰です。この信仰は、聞くことにより始まり、予感から実感、そして確信へと変わっていきます。それが信仰なのです。
イエス様の癒しを体験した人たちはイエス様に「あなたの信仰があなたを救った」と言われました。確かに「あなたの信仰」なのです。それは聖書にあるとおり、からし種ほどの小さな予感かもしれません。しかし、その小さな予感を大切にして主を求めていけば、やがては実感になり、確信になり、信仰に育つのだと思います。
信仰の2段階目
では二つ目の段階は何でしょうか。それはイエス様との関係における信仰だと思っています。イエス様に出会ったときに信仰が確立します。しかし、一度信じたとしても信じ続けなければ意味がありません。日本におけるクリスチャンの平均年齢は3歳といわれています。これはだいたい救われて3年経ったら神に対する信仰を失う人が多いということです。
その最大の原因は、自分で生きることを選択しイエス様との関係はいらないと判断したからだと思います。もし、日々生きる中でキリストとの関係をないがしろにするなら、誰であっても信仰がなくなってしまうと思います。
信仰の3段階目
しかし、信じ続けることができるならば次の段階に入れます。それは、神との個人的な深い関係の中で予感から実感、そして確信へと変わっていく体験をすることができるからです。
聖書に書いてある多くのことは人間本来の肉の思いでは決して信じることはできません。しかし、神との霊的な交わりの中で神はビジョンを見せてくださり、約束を見せてくださり、一人一人に用意してくださっている大いなる計画を確信へと導いてくださるのです。
ビジョンによる信仰
旧約聖書に出てくるヨセフが神に対する信仰を失わなかったのは、彼がビジョンを見ていたからです。若かりし頃に神に見せていただいた夢が必ず成就すると信じていたからにほかなりません。
イエス様に出会い、イエス様を信じ続けている段階で次に必要なのはビジョンを見せてくださいと祈ることだと思います。聖書にはこのように書かれているからです。
「幻のない民は滅びる」(箴言29:18・欽定訳)