先月末、中国で未成年のゲームプレイ規制に関する法律が施行されたそうです。2019年にも未成年のプレイ時間を規制する法律が施行されていました。今回の規制の内容は下記のようなものになります。
- 対象:未成年
- ネットゲームができる日時:金曜、土曜、日曜と祝日の夜8時から9時まで
- 利用に関して:実名登録
日本のゲームを中国でローカライズ
現在、仕事で対応している中国関連のゲーム案件でも、そういったお上からの規制を強く受けていることを強く感じます。例えば、日本のゲームを中国でR指定なしで、ローカライズしてリリースする場合、その傾向が顕著です。暴力表現、脅迫表現、流血表現、宗教的表現、中国共産党をイメージさせるような表現などはすべて、ゲームの検閲でNGとなります。
ですので中国向けにR指定なしで、ローカライズする場合は、上記表現を削除、もしくは、修正してリリースする必要があります。例えば、キャラクターの額から流れる血やロゴマークとして描かれた十字架なども変更、または削除対象となります。
規制することについて
日本だと進撃の巨人や鬼滅の刃など暴力、流血表現を未成年が見るのが当たり前になっています。そしてそういったアニメや漫画をいつでも見れるような環境にあります。未成年がそういったアニメから受ける影響についてはよくわかりませんが、規制をしようがしまいが、結局、昔アメリカで禁酒法が施行されたときに発生したことが起きるのは目に見えています。
中国ではタオパオというECサイトで、個人情報が簡単に購入できますし、身分証明書や電話番号なども購入できます。そういった情報で成人として実名登録は可能です。また、以前よりは難しくなりましたが、グレートウォールと呼ばれているネット規制も、VPNを使って越境することができます。まさに、上に政策あれば、下に対策あり、ということでしょう。
律法を守ることはできない
聖書の神はイスラエル民族を通して律法というものを人類に与えました。それが道徳の規準にもなっている側面がありますが、神の聖さの基準には誰も達し得ず、誰一人として守ることのできないものでした。それは罪のゆえにです。
神はその一人子を世に使わし、彼によって私たちを生きるようにしてくださった。とあるように、イエス・キリストの罪のゆるしにより、恵に罪の束縛から解放され、またキリストの内住により、神の御心を行えるように造り変えて頂く希望があります。
下に罪あらば、上に恵あり。