0145_感受性が低下して、不感症になってきている

最近、つくづく感性が落ちてきていると感じます。もともと高くない感性が落ちてくるといよいよ不感症になってしまって、石のような心で冷たくなってしまいそうです。それには様々な理由があると思いますが、そのうちの一つにコンテンツに満たされ続けていることが挙げられると思います。

映画を自宅で視聴するにしても、昔なら、レンタルビデオ屋さんに足を運んで探して、お金を払って自宅へ帰り、視聴して、巻き戻してまた店舗に返却にいくというスパンだったのが、今ではアプリにログイン・検索で一瞬で観ることができます。さらに、一生の可処分時間を使っても観れないようなコンテンツが、いわゆる「放題」になっており、いくら時間があっても足りないというような状況です。

映画しかり、音楽しかり、漫画しかり、観たい、聴きたい、読みたい欲望は収まるところを知らず、コンテンツの海の中で溺れそうになってしまっているのが実情だと思います。そして、そのような環境に身を置くと、いよいよ、感性がにぶってくるのではないかと、身を持って感じています。

生活の中で、感受性を取り戻したいななら、できるだけコンテンツから身を引くことです。接触回数を減らす、接触するコンテンツの質を上げるなどが効果的だと思っています。また、コロナ禍ですので、現在は難しいですが、できるだけ、外に出ていって、自然や美術館や生のライブなどに触れることも大切だと思います。さらに、アウトプットはインプットにまさるので、観る、聴く、読むだけじゃなくて、創作する側に回ることもポイントだと思います。

教会活動も同じ用に、利便性は別として、オンラインよりはオフライン、賛美を聴くよりは歌う、にすれば、霊的にも恵まれた人生になると思っています。