0100_さくらねこ母さんと3匹の子猫

最近、我が家のベランダに猫がきます。その猫は片耳が少し切れていて、どうも、「さくらねこ」と呼ばれている猫だそうです。「さくらねこ」とは、どうぶつ基金が運営している「ねこ無料不妊手術」を受けた猫のことです。

野良猫の繁殖を減らしつつ殺処分を回避するための方法です。手術を受けた猫はまた街へと帰らされますので、何度も届けられて不妊手術を受ける必要がないように片耳を少し切って目印をつけるようです。

そして、原則手術を受けた猫は、1代限りの命を生きますが、そのさくらねこは可愛い子猫を3匹も連れてきます。たぶん、出産後に手術を受けたと思われます。

母猫に連れられてくる生後間もない子猫が愛くるしく、いつまでも見てられます。彼らの行動パターンから推察するに、どうも、寝床は別場所にあるみたいで、僕のベランダは一時的な遊び場として使っているようです。ある時は30分ほど滞在するといなくなり、ある時は半日近くいることがあります。リモートワークですっかり変化のない環境にいたので、猫親子の存在が気分転換になっています。

野良猫としてその日暮らしをしている親子を見るとなんとも心が苦しくなります。せっかくのご縁だから、いいものを食べさせて世話をしてやりたい気持ちが沸き起こります。しかも、僕が住んでいるアパートは月額3,000円追加で支払えばペットを飼育してもいいことになっています。

ただし、親から子を引き離して、子だけ世話するのは可愛そうです。子猫たちもそれぞれでじゃれあって遊んでいるので、兄弟も一緒に一緒にいたいことでしょう。そうなると、4匹一気に引き取る必要があり、最後の1匹を看取るまで世話をする覚悟はなかなかつきません。

おおよそ、1匹の猫を育てるのに120万円ほどかかるそうです。知り合いの猫は20年ほど生きたため、猫に700万円ほどかけたそうです。4匹育てるとしてら、400万〜480万円ほどかかる計算になります。やはりそれなりの覚悟がいりそうです。また、観葉植物が好きで、猫を4匹飼育している独身アラサーには間違いなく結婚できないフラグが立つでしょう。

いずれにしても、近所の方に迷惑をかけないように猫親子が生活できるようにしてやりたいです。

神はまた言われた、「地は生き物を種類にしたがっていだせ。家畜と、這うものと、地の獣とを種類にしたがっていだせ」。そのようになった。神は地の獣を種類にしたがい、家畜を種類にしたがい、また地に這うすべての物を種類にしたがって造られた。神は見て、良しとされた。
創世記1:24-25(口語訳)

神が良しとされた家畜と共存しつつ。