0081_キリスト後の「新しい生活様式」

先日、緊急事態宣言の延長と同時に「新しい生活様式」というものが発表されました。主要都市は引き続き自粛に徹するのはもちろんのこと、感染が限定的な地域であっても、この「新しい生活様式」に合った生活をしなければなりません。

この「新しい生活様式」の項目を見て、改めて、この事態が長丁場になるんだと痛感しました。基本的な感染対策として下記が上げられます。

  1. 人との間隔はできるだけ2m空ける
  2. 遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ
  3. 外出時、屋内にいる時、会話をする時は、症状がなくてもマスクをつける
  4. 会話は可能なかぎり真正面を避ける
  5. 家に帰ったらまず手や顔を洗い、手洗いは30秒程度かけて水とせっけんで丁寧に洗う
  6. 流行している地域からの移動を控える

この発表で、暫くは以前の生活に戻るのは困難であることが明確になりました。友達に会おうにも距離は2m空けなければなりませんし、僕は流行している地域にいますので、移動も控えることが求められます。感染拡大を防止するためにも「新しい生活様式」をしっかり遵守して、自分にできることをやろうと思いました。

コロナ前後で「生活様式」が著しく変化しましたが、キリスト前後でも「生活様式」は変化しました。その生活様式はキリストにあって、新しく生まれることによってもたされた生活様式です。

キリスト前は虚勢だけの存在でしたが、完全に負けを認めて偉大な存在に寄り頼む生活様式になりました。キリスト前は自分のことだけを考えていましたが、周りの人のために祈る生活様式なりました。キリスト前は自分を楽しませる時間を優先していましたが、今はどうしたら、キリストが求める時間の使い方ができるかを考えるようになりました。

この他の変化点も枚挙にいとまがありません。しかし、これらの生活様式に従って日々過ごせていない日もあります。日常の引力にじわじわ引っ張られて、ずれてくることがあります。あるいは、不快な情報を見て瞬間的に気持ちをもっていかれることもあります。古い自分が芽を出そうとすることもあります。

しかし、そうなったとしても、「ズレたら戻す。瞬間的に戻す。芽を摘む。」を繰り返して、キリストにある新しい生活様式から外れないように、へりくだって、目指すべきお方から目を外さずに歩んでいきます。

だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。
コリントⅡ5:17(口語訳)