中国のフィットネスクラブの営業トークと手法

コーチ
笑うんじゃない!あと3回、2回、1回!よーし!!あと3セットだ!

3セットと聞いて、気が遠くなりました。肢体は既にいうことを聞かず、よれよれになりながら、体を起こしました。先週末、ちょっと軽く汗を流しに行こうと思い、申し込んだフィットネスクラブに行くと、コーチと名乗る人が私の元に来て、書類に必要事項を記入するように要求してきました。

書類には、体重や身長を記入するところや、喫煙習慣の有無、食生活、理想とする体型などの項目が複数ありました。記入が終わると、すぐ別室に連れて行かれ、上腕筋から始まり足、腰周りなどをメジャーで測定され、さらに、血圧、体脂肪率などの測定も行ってもらいました。

そのコーチと名乗る人が、専用の機械に用紙をセットし、印刷をすると、私の体に関する情報がひとつにまとまって出てきました。結果は、予想通り、痩せ型。嬉しかったのは、血圧が上も下も正常値であったということです。

そして唯一正常値でなかったのは、mascleという項目。mascleが何を示すのかは分からない。資料の各項目に目を通していたら、彼がおもむろにカタログを取り出し、プロテイン摂取を勧めてきました。どうやら、mascleの項目を正常値にするためには、プロテイン摂取が必要なようです。これは営業トーク用にマッスルの数値だけ低めに出るようになってるんじゃないのかと思いました。

カタログには、気持ち悪いくらい筋肉ムキムキのおっちゃんの写真と一緒に複数のプロテインが紹介されていました。一缶数千元はする。mascleを正常値にすることに、そんなにメリットを感じられなかったので、即購入を拒否しました。これで終わると思ったら、次は、コーチ付きっ切りでのトレーニングが始まりました。コーチどんだけ暇やねんと思いながらも、言われるままにトレーニングをこなしていく。最初は胸部を鍛える機械で、トレーニングを開始し、12回をそれぞれ4セット繰り返していく。最初は容易にできたが、回数を重ねるとつらくなってきます。

胸部から上腕二頭筋、上腕三頭筋と各部位を鍛える機械を使い、トレーニングを続けていきます。各トレーニング項目の4セット目の8回あたりになってくると、本当に持ち上げられなくなってくる。あまりのきつさに私が思わず笑ってしまうと、すかさず、「笑うな!最後まで力を抜くな!」とお叱りを受けます。

力がなくなり、本当に持ち上げられない時は、コーチの補助が入り、何とか回数を達成できるようにしてくれる。厳しいけど、優しい人だなと思った。客とは言え、赤の他人のトレーニングに、怒ってまで指導してくれるなんて、ありがたいと思ったし、がんばろうと思いました。

そして、ずっと怒られたり、叱咤激励されながら、約1時間半のトレーニングが終わりました。トレーニングが終わってからは、コーチが私を別室に連れて行ってくれ、ストレッチをしてくれました。自分勝手に適当に筋トレしても、効果は薄いから、今日したようにトレーニングを続けるように言ってくれた。

トレーニングの最後に、もし、今後、専属のコーチが必要であれば、別料金を払うように言われた。今日はどうやら営業目的の体験だったようだ。そして、専属コーチに関する営業トークが始まった。仕事上、勧誘をしなければならないのだと思う。

10分ほど話をしても、なかなか引かない。

しばらくしてから、コーチが私に月収を聞いてきた。そして、私が月収を言うと、コーチは思いのほかすぐに引き下がった。なんかつらかったです。私としては、月収を言ってからも、もう少し粘ってほしかった。何やかんやで営業トークも終わり、連絡先を交換し、ジムを後にした。

彼との一対一でのトレーニングを通して、

怒ってもらえることの、ありがたさ、
叱咤激励されることの、ありがたさ、

を感じました。

そして、すべての事において、必要な時に的確で正確な指導をして下さるお方は、イェスキリストに他ならない。神であり、人間である彼だけが、私たち人間を真の意味で理解し、時に厳しく、時に優しく、憐れみ深く、慈しみ深く、私たちを導いて導いてくださる。

信仰の導き手であり、またその完成者であるイェスを仰ぎ見つつ、走り抜こうではないか。

カナンの地は今日も輝いています。

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