アメリカの意思決定のいかんで
ここ数か月、僕の最大の関心はアメリカの大統領選にあります。日本においては短期的に見れば為替などのマーケットへの影響くらいかと思いますが、長期的に見ればしつこいインフレや台湾有事などの問題にもかかわってくると思います。
でも、相対的に影響はまだまだ大きくないです。むしろ、ウクライナ、イスラエル、アラブ人の方にとってみれば死活問題です。アメリカの意思決定のいかんで、自国の存続に直結するのです。
アメリカの世界における役割は依然と比べれば小さくなったと言われますが、それでもアメリカは世界に対してまだまっだ強力な影響力を持っていて、周りの国はそれに振り回さるのです。
今後日本でも起こり得る
僕にとってみればアメリカの大統領が共和党だろうが民主党になろうがあまり関係がないと思っています。むしろ、今アメリカで起きている大きな分断が今後日本でも起こり得るということのほうに危機感を覚えています。
日本には分断が起こり得る下地が既にあります。世代間格差、ポピュリズムの台頭、多様性と言う名の自由、これらすべては分断を引き起こします。そして現在進行で静かに忍び寄っているインフレが分断を強化すると思います。
大いなる不安定な時代
大いなる安定の時代はそういった問題は起きませんが、大いなる不安定な時代になるうと一気に分断が進みます。もし、日本においてもアメリカほどの高インフレが進み、明日生きていくのにも困難をおぼえる人たちが増えればアメリカと同じことが起きそうな気がしています。
それは既に各地で起きている強盗事件などに表れていると思います。わずか数万円のために強盗し、時には人を殺し、人生を棒に振ってしまうほどに追い込まれている人たちがいるのです。
いよいよ明日はアメリカ大統領選です。そこで民主主義の底地からが試されます。分断が深まるのか?よい妥協が生まれるのか?その結果が日本の未来の結果にもなると思っています。